恋の症状
タカシ:「やばい!変なメールを送ってしまったかも」
ユミ:「どれどれ、見せてみて。そんな変じゃないよ」
タカシ:「でも、曲解されないか心配で」
ユミ:「まあねぇ、好きな子にメールを送ると誤解されないか心配になっちゃうよね」
■恋に落ちたときの心理
人は恋に落ちると「普通」とは違う心理状態になります。
恋をしたことのある人なら、みんな知っていると思いますがそれでも「冷静じゃない」ので自分が普通じゃないことによって変な行動をいていることを自分では気づきにくいものです。
そして客観的になれなくて失敗してしまうこともしばしば。
完全に客観的になるのは難しいですが、少なくとも恋をするとどんな心理状態になるのかを知っていると「あれ、私は今こうなっている。これは恋に落ちているからなんだ」と納得して少しだけ冷静になるきっかけを作れます。
冷静になるきっかけを作るためにも、恋に落ちたときの心理状態を知っておきましょう。
○恋をすると気持ちが良くなる
恋をすると「ドーパミン」というホルモンの分泌が促されます。
このドーパミンの影響で「ハイテンション」になります。
気分が高まり、テンションが高まって冷静な判断ができなくなります。
ちなみに、ドーパミンを促す化学物質がフェニルエチルアミンというもので、 チョコレートを食べると分泌される化学物質の一種だったりもします。
恋にチョコレートが効く、というのもこのフェニルエチルアミンが関係しているため、といわれています。
○心臓がバクバクする
恋をすると心臓がドキドキしますよね。
これはノルアドレナリンというホルモンが分泌されるせいです。
血圧や心拍数が上がったり、手に汗をかいたりします。
そして、好きな人に情熱的な気持ちを発生させます。
○不安になる
恋をすると急にテンションが上がったり、また急に不安になったりもします。
この不安になるのはセロトニンという物質の分泌が減るのが関係しています。
不安になると、「もしかして彼女(彼)は他に好きな人がいるのかも」とか気になり始めたりします
他にも「メールの返事が来ないのは自分が悪いことをしたせいだ」とかいろいろ気になってしまったりします。
■当たり前の反応
恋をすると、テンションが上がったり、不安になったりするのはごくごく当たり前の反応です。
ただ、「それが当たり前だ」と知っておくことで「自分は恋に落ちている」ということを少しだけ冷静に見ることができます。
「不安になる」のも当たり前だと知っておけば、「不安になっているのも恋をしているから当たり前」と考えて少しだけ気分も晴れます。
恋をするおかげで、人はパートナーと付き合うための推進力を得ますが、同時に失敗してしまう要素も持ってしまいます。
上手に推進力を活かして、そして好きな人と付き合うためにも自分が恋をしているんだ、テンションが上がるのも不安になるのも当たり前だ、と最初から知っておくと良いでしょう。
織田隼人 | この記事を友達に紹介する