仕事と組織に対する忠誠心
サトミ:「部門変更の辞令が出そうだし転職しようかな」
ワタル:「えっ!?いいじゃん。別に違う仕事になっても給料変わんないんだし」
サトミ:「でも、興味わかない仕事なんだよねー」
ワタル:「女の人って、こういうときにすぐ転職したりするね」
■組織に対する考え方
年功序列や終身雇用の仕組みがなくなり、さらに社会の動きが速くなったためにいつまで会社も元気でいられるかわからない時代になりました。
そのため男女ともに昔よりも気軽に転職する傾向が出て来ています。
また、転職ではなく部門や配置の転換なども社内でよく発生するようになりました。
この配置転換の時に女性は結構転職したりします。
というのも、組織に対する考え方が男女で違うからです。
男性は会社などの組織に対して忠誠心を結構持っていたりします。
特に上昇志向の強い男性や、組織から恩恵を受けている男性はその傾向が強いです。
しかし、女性は組織に対してそれほど強い忠誠心は持たない人が多いです。
女性の場合、組織よりも「仕事の内容」に忠誠を持つというか、しっかり向き合う傾向があります。
ですので、配置転換関しては女性の方が抵抗することがあったり、そのときに転職してしまったりするのです。
■男女を活かす
男性も女性も仕事をしっかりやっていこうという気持ちを持っています。
ただ、組織に対する考え方は違っているので温度差を感じることはあるかもしれません。
そう、「今時の若者は・・・」というおじさんのようなものですよね。
とはいえ、考え方は違ってもお互い誠実に仕事には取り組んでいるので、その取り組み方事態を見るようにしましょう。
男性には組織の論理が通じるかもしれません。
女性には組織の論理が通じにくい分、組織の悪い部分の発見や改善が上手く出来ます。
また、部門などを超えた横のつながりもできやすいので社内の風通しも良くすることが出来ます。
組織を見る男性。
仕事を見る女性。
両方を上手くいかすような社会になっていって欲しいですね。
織田隼人 | この記事を友達に紹介する