お金に関するストレス?
トオル:「旅行、行こうよ」
マナミ:「えー、旅行なんてお金もったいないよ。貯金しよ」
トオル:「せっかく休みあるんだし、楽しめるんだからいいじゃん」
マナミ:「だから、お金を使うのがいやなんだって」
どうも二人の金銭感覚は、上手く合っていないようです。
■楽観的?悲観的?
カップル、特に夫婦の間では金銭感覚の違う二人は意思疎通がしづらいもの。
そして、たいていの場合は金銭感覚が「ゆるい」人の方が失敗をし、金銭感覚が「かたい」人の方が不満をためていくことになります。
例えば、旅行について金銭感覚がゆるい人は、次のように考えます。
「時間は有限なんだから、今楽しまなきゃ」
「お金を使っても、それ以上に楽しめるんだから、それでいいよね」
「自分だけが使うんじゃないし、向こうも楽しめるんだからお互いにハッピーだよね」
対して金銭感覚がかたい人は次のように考えます。
「せっかく貯めたお金を使ったら、また貯金のやり直しになる」
「そんなことより、将来の不安に備えたい」
「マンションを買うためにがんばっているのに・・・」
このように、財布の紐がゆるい人は、その場の楽しみを重視して、財布の紐が固い人は、将来に備えようとする傾向があります。
財布の紐の固い人からするとお金を使うことは、「自分を不安にさせる」要素になります。
■必ず聞こう
財布の紐のゆるい人は、基本的にお金を使って、それで幸せになるので良いのですが、財布の紐のかたい人はお金を使われると不満をためていくことになります。
その不満がたまっていくと、二人の関係にも危機が訪れます。
ですので、財布の紐がゆるい人はお金を使うときに、パートナーに確認する、という癖を付けましょう。
一番ダメな失敗が、パートナーが反対しそうだから、こっそり買ってそしてそれがばれてしまうケースです。
この場合、二人の関係が本当に危機的な状況になります。
結婚している夫婦だったら離婚の危機にまで発展することがあります。
財布の紐のゆるい人としては「自分も使ったんだから、君も使いなよ」とフォローしたくなるかもしれませんが、財布のかたい人からするとそれはフォローでも何でもなく「まったく反省の色がないし、何もわかっていない」と感じさせてしまうことになります。
財布の紐のかたい人からすると、「将来のために貯めているのに、お金を使ってそれで平気なのがそもそもダメ」と考えているからです。
カップルで金銭感覚のズレがあるのは当たり前のことですが、大事なのはその金銭感覚のズレを二人で調整していこうという考えを持つことです。
たいていの場合、金銭感覚のゆるい人が話すことを怠ることになりますので、是非話すようにしていってくださいませ。
織田隼人 | この記事を友達に紹介する