« 2009年11月 | トップページ | 2010年1月 »

人が悪いという前提を消す

ナオミ:「もう、何でそんなことしたのよ!」
トオル:「よかれと思ってやったんだよ、そっちこそ何で怒るんだよ!」

普段は仲の良いカップルなのに、時々ケンカをしてしまう二人。
二人ともケンカをしたくないと思っているし、自分の非もわかっている。
でも相手の行動も正したい。
・・・だからケンカがつきないのかもしれない。


■人の責任にしてしまう人間

世の中にはいろいろな問題があります。
カップルのケンカ、会社の不祥事、政治の問題。
これらの問題に共通していることがあります。
それは、『誰かに責任をとらせよう』とする人間の心理です。

人は問題を見つけたとき、その問題を解決すべき人が対処していないと、その人のことを悪い、と考えてしまうのです。

だから、カップルでケンカしたとき『相手が悪いんだから、謝ってきたら許してあげるのに』という考え方をするのです。


■カップルでのケンカは不毛

 

企業や政治の問題は置いておくとして、カップルのケンカは解決できないものが多いです。
なぜなら、男性も女性も「自分が正しいと思っていること」をしようとしているからです。

お互いに正しいことをしようとして、ただ、二人の考え方が違う。
だからケンカになってしまうのです。

こういう時に大事なのは「相手のせいにしないこと」です。
モノのせいにしたり、お金のせいにしたり、時間のせいにしたり、人間以外に責任を置き換えてしまうとケンカは収まります。

例えば、彼女が生理前でイライラしていたとしましょう。
これは彼女が怒っているのではなく「タマゴが怒っている」と考えれば、彼女にたいして怒りもわかなくなります。

他にも、エアコンの温度が高い/低いで揉めるのであれば「モノがそろっていないから悪い」と考え、暑いと思っている人の前に扇風機を置くとかで対応がとれます。

何でもかんでも、二人の問題を人間同士の問題ととらえないことで、いろいろと物事は簡単に解決できるのです。

200912181

 

■男女の心理も

二人の問題ではなく、男女の考え方が違うから、問題が起きる。

そう考えれば、パートナーに対して腹も立たなくなります。
二人の問題から、問題を切り出し、責任を人間以外に転嫁すると多くの問題は怒りの対象から外れます。

パートナーとのケンカが絶えない人は、是非「モノ」や「時間」「男女の違い」「お金」の問題に置き換えて考えてください。
パートナーは敵ではなく、一緒に問題を解決するための味方なのですから。


イラスト:うさこ

 


 

 

織田隼人 |

クチコミの原動力

タケル:「新しい商品を開発したんだけど、どうやって広めたらいいかなぁ」
カナコ:「やっぱり、クチコミがいいんじゃない。面白そうな商品だし」
タケル:「そうだよね。でもさぁ、クチコミってどうやって作ればいいんだろ?」


■クチコミの原動力が違う

 

たとえば、新商品を開発した。
画期的な商品なので、クチコミを起こしたい。
とはいっても、何もしないとクチコミは発生しません。

クチコミを起こすには『原動力』となる話したい気持ちを刺激する必要があります。
その原動力、男性と女性とで違っています。


■女性のクチコミ

 

女性のクチコミの原動力は「喜びや楽しみの分かち合い」です。

 

「こんな楽しいことがあった」とか「こんなにおいしいものを食べた」というようなことが女性のクチコミとなります。

このとき大事なのが、「話し手が情景を説明しやすい」ことです。
説明しやすい内容の場合、話を聞く側が情景を想像して「それは面白そう」「見てみたい」と思うようになり、クチコミが伝播していきます。


■男性のクチコミ

 

男性のクチコミの原動力は「自慢」です。

これを持つことでカッコいい自分を表現できる、とか、これを知っていると尊敬される、ということについて広がっていきます。

定期的にモバイル端末(時計、スマフォなど)が流行するのは「持っていると最先端な自分を自慢しやすい」からです。

話すことや持つことでステータスを感じさせるものにすることで、男性のクチコミは広がります。

 

200912111

 

■クチコミの原動力を刺激

女性にしても男性にしても、クチコミを発生させるには原動力を刺激する必要があります。
そのためには、しっかりとクチコミをしたいと思ってもらえる要素を作り込む必要があります。

商品開発をしている人、マーケティングを担当している人は是非この辺をしっかりと作り込んでください。


イラスト:はな

 


 

 

織田隼人 |

お金はしっかり請求する

カナコ:「私さぁ、営業って仕事好きなんだけど、一つだけ苦手なことがあるんだよね」
トオル:「え、何が苦手なの?」
カナコ:「お金の話。請求するのも苦手だし、お金の話を出すのも苦手なんだよね」
トオル:「へぇ。値引きとかの交渉とかならわかるけど、ただ言うだけでも苦手なんだね」


■請求に対する負担

 

現代の日本では男性も女性も、たくさんの人が営業職に付いています。
勢いで売ってくる人、頭脳を使って売ってくる人、人間性で売ってくる人、様々なやりかたで営業職に付いた人は販売をしています。

さて、この営業職で結構多くの女性が苦手にしていることがあります。
それは、『お金の話をする』ことです。


■相手の負担を考える

 

営業で売っているものは、たいていのものが相手に『メリット』を与えるものです。
これを使えば相手は喜ぶ、だからこそ売ることができます。

この『相手の喜び』を想像することは女性が得意としている分野の1つ。
ここが女性の営業パーソンの強みとなっています。

しかし、それと同時に『相手の負担』にまで女性は想像を働かせてしまうため、お金の話が苦手になる人が多いのです。

200912041

 

■それほど気にしていない

 

ところが、商品やサービスを買う側の立場からするとお金の話は早く聞きたい情報です。
もちろん、買った後に請求されることに関しては『当然のこと』と思って請求書を受け取ります。

 

そう、お金の話をしても相手(買い手)は特に負担と感じていないのです。
買う時に、お金を支払うのは当然、なのですから。

ですから、お金の話がするのが苦手な人は「相手はそんなに負担に思っていない」ということを思い出すようにしましょう。

相手の負担がないことを思い出せれば、心に引っかかっている『言いづらい』気持ちが少しはとれていきますから。

ビジネスをすると必ずお金の話は出てくるもの。
堂々と、お金の話をしてみてください。


イラスト:ににこ

 


 

 

織田隼人 |

信頼を得る声

ユミコ:「なんかさぁ、私って会議とかで軽く扱われること多いんだよね」
トモミ:「それって、女だからじゃない?」
ユミコ:「エリ先輩は結構発言力あるんだよね。どこに違いがあるんだろ」

エリさんもユミコさんも同じ女性なのに、ユミコさんだけ会議で軽く扱われてしまうのってどうしてなのでしょう?


■発言の重さに関係するもの

会議やミーティング、商談の場などでは発言力がどれだけあるかで、自分の立ち位置が変わってきます。
相手に発言力がないと思われれば、軽く扱われますし、相手に発言力があると思われれば、発言の1つ1つが大事に扱われます。

さて、この発言の重さを決めるファクターはいったい何なのでしょう。

もちろん、日頃からの仕事の評価が一番大事ですが、それ以外にも発言の重さを変えるファクターがあります。
それは、声の高さです。

声が低いと、相手は発言を信頼するようになります。

人は緊張すると、声が高くなります。
自信があるときほど、声が低くなります。
この原則を人は経験上理解しているため、声が低い人は信頼できる、と無意識に考えるのです。

200911261

 

■女性は特に気をつけよう

 

人前で発言をしようとすると、緊張してどうしても声が高くなってしまうものです。

 

さらに、女性は愛想良く振る舞おうとしたときも、声が高くなる傾向があります。
会議などで発言力を増したい場合、女性は特に声を低くするように気をつけましょう。

気をつけていないと、つい声が高くなってしまいますから。

もちろん、ビジネスの場を離れたときには女性は声を低くする必要はありません。
恋愛などの場では、女性はむしろ高い声の方が好まれるのですから。

 

声の高低だけで、意外なまでにビジネスの評価は変わってきます。
声の高低は意識をすればある程度自分で操れますので、まずは意識するところから始めてみてください。


イラスト:上田 城

 


 

 

織田隼人 |