恋愛は恥ずかしい
カナコ:「私、好きな人の前だと緊張して全然話せなくなっちゃうんだよね」
マモル:「そっかぁ、でも男としたら話してもらえないと嫌われているのかなぁ、と不安になっちゃうよ」
カナコ:「そうだよね。わかってはいるんだけど」
わかってはいても、緊張が解けなくて結局好きな男性に話しかけられないカナコであった。
■オトナは恋愛上級者?
中高生の恋と、オトナの人の恋では、恋人になるまでにステップが少し違います。
中高生の場合には片思いに2年や3年費やす人が多いです。
さらに、好きな人に話しかけられない(俗に言う『好き避け』)という状態になる人も多いです。
ところが、オトナになると片思いの期間もそれほど長くはなりません。
多くは早めにデートに誘って、断られたらあきらめる。こんな感じになります。
もちろん、好き避けをする人もオトナになると少なくなります。
オトナになると恋愛がスムーズになる理由は、成長とともに恋愛における恥ずかしさを乗り越えることができるようになるからです。
恥ずかしさが減ると、デートのお誘いや告白をするときに必要以上に緊張することがなくなります。
だから、片思い期間も短くなります。
もちろん、好き避けは恥ずかしさから出てくるものなので、好き避けする人も少なくなる、というわけです。
■思ったほど意識していない?
では、恥ずかしさとはどこから出てくるのでしょう?
この『恥ずかしさ』は自分への意識の強さから出てきます。
「人に見られている」と感じると人間は恥ずかしくなります。
実際に人に見られていなくても、「見られている」と感じるだけで恥ずかしくなるのです。
人は、特に好きな人に対しては「自分はどう見られているのだろう?」と考える傾向があります。
その「自分はどう見られているの?」という意識が強すぎると、恥ずかしくなって行動を起こせなくなってしまうのです。
これが、好き避け、デートに誘えない、といった理由なのです。
今よりもっともっと、小さな頃、こんなことを考えたことはありませんか?
「自分の頭の中を誰かにのぞかれているんじゃないか」って。
これも「自分がどう見られているの?」という意識が強く出ている状態です。
でも、成長するにつれて「別に自分の頭の中なんてのぞかれていない」と思うようになってきます。
このように、成長するにつれて「人はそれほど私のことを気にしない」という意識が芽生えてきます。
中高生よりもオトナの方がこの「別に人は私のことを気にしていない」という意識が強くなるため、恥ずかしさが減り、告白とかもスムーズにできるようになるのです。
オトナになっても好き避けしてしまう人、デートに誘うのが苦手な人、というのは結構います。
そういう人は、「別に今回断られても大丈夫」という風に自分自身に軽い暗示をかけてみると、ある程度緊張を補すぐことができて、恋愛もスムーズにいかせることができます。
付き合う前、というのはこの「緊張」をいかにほぐすのかが実は大事なポイントになってきます。
緊張している、と感じたときには「まあ、それほど人は自分のことを気にしないから大丈夫」と考えてみてください。
そうすると、緊張もよい感じにほどけてきますから。
織田隼人 | この記事を友達に紹介する
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