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誘導力

ナオミ:「よくさぁ、男の人を手のひらで転がすっていうけど、あれってどうすればいいの?」
カナ:「そうだよね。相手の言うなりじゃ意味ないし、でもワガママばかりじゃ疲れさせてしまうし」

ナオミ:「そうそう。そうなんだよ。うまくやっている人ってすごいね」

手のひらで相手を転がす。
言葉でいうのは簡単ですが、実践の方法ってなかなかわかりづらいもののようです。


■放置は満足

「釣った魚にエサはやらない」という言葉があるように、男性は彼女ができてしばらくすると彼女を放置し始めます。

なぜ放置し始めるかというと、以下の理由があります。
・彼女と付き合うために今までがんばった。彼女と付き合うことができたら目的を達成したのでいったん追いかけるのは完了した。
・彼女から何もいってこないので、放っておいても問題ないと考えた。

今回はこの2つ目の理由に注目してみましょう。
なんと、男性は「相手が何も言わなければ、満足しているはずだ」と考えるのです。

女性同士であれば気遣いから相手が楽しい気分になっているかどうか察っしようとしますよね。
この感覚が男性には通じないのです。

なぜなら、男性にとっては「して欲しいことは相手が言うもの」という感覚があるからです。


■誘導しよう

付き合っていてもいつまでも男性が女性に尽くしているカップルもたくさんいます。
「釣った魚にもエサをやる」という面白い状態です。

こういうカップルを見てみると女性が男性に「して欲しいこと」や「欲しいもの」を上手に伝えています。
ある女性はかわいいワガママという形で。
ある女性は普通に「これ欲しい」という形で。
ある女性は「カレーが食べたい」という形で食事中心で。

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形は人それぞれですが、男性に「これやって欲しい」ということをわかりやすく表現しています。

大昔から近代にかけて「男性は与える側」「女性は使う側」という役割分担になっていました。
現代ではその役割が消えつつありますが、男性の「与えようとする気持ち」はまだ残っています。(現代はやはり女性も与える側になりつつあるので薄れつつあるみたいですが)
この男性の「与えようとする気持ち」を上手に刺激すると、二人の関係に新しい満足が生まれます。

して欲しいことは言う。
最初はなかなか遠慮の気持ちから言いづらいかもしれませんが、自分なりに伝える方法を模索してみてください。
伝えるときっと二人の関係に新しい気持ちのよい光が差し込むことでしょう。


イラスト:上田 城


織田隼人 |

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