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ぐだぐだ言う理由

クミコ:「ねえ、この前行こうって約束した旅行のプラン、考えておいてね」
コウタ:「えー、俺がやるの?」

またコウタがぐだぐだ文句を言い始めた。
まあこういうときには、軽くお願いしてしまえばコウタは結局やってくれる。
ただ、ちょっと面倒に思っているだけなのだ。
クミコはさらに続けていった。

クミコ:「いつも頼りにしてるよ☆お願いね!」

結局、コウタは旅行のプランをしっかり立てるのであった。


■時間稼ぎの他に

男性にお願い事をすると、「それ、面倒だからなぁ」とか「えー、俺がやるの?」というように、ちょっと愚痴っぽく言われたり、嫌がられたりすることがあります。
特に、仲が良いカップルとか夫婦とかになれば、男性は相手への「安心」と「信頼」があるがゆえに、ぐだぐだと言ってしまいます。

ところが、この「ぐだぐだ」の台詞は男性にとっては時間稼ぎ。
実際にやるかどうかを決めかねているときに、相手の意見にのまれないように、少しばかり抵抗し、時間を稼いで自分がどうするかを考えているのです。
(『続・おねだり上手』参照)

とはいえ、結局のところ時間稼ぎですので、そのまま「お願いね」と言い切ってしまえば、男性はほとんどの場合引き受けてくれます。

でも、なぜわざわざ時間を稼ごうとしているのでしょう?
その理由を考えれば、もう少し深い男性の心理が見えてきます。


■面倒な気持ち

男性がぐだぐだ言い出したときには、たいていの場合その男性は「(引き受けても良いけど)この作業をするのが面倒だな」と思っています。

ここが大事なポイントです。
引き受けるのはやぶさかではないのだけれど、面倒。
ここを相手にわかってほしいと思って、男性はわざわざ「ぐだぐだ」を言っているのです。

ここを理解しておけば、ぐだぐだ言う男性への対応が見えてきますね。

相手に対して、面倒なことを引き受けてもらうんだ、という気持ちで話しかければ良いのです。
たったそれだけのことで、男性の気は晴れるのです。

具体的には、引き受けてもらえるなら「引き受けてくれて、ありがとう」と言えばそれで大丈夫です。
男性に「面倒なことをやってくれるのですね、感謝します」という意図が伝わるからです。

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■やっても良いと思っている

多くの男性は頼み事をされたときに、多少ぐだぐだ言ってたとしても「やりたくない」と思っているわけではありません。
単に、面倒だと思っているだけです。
この「やりたくない」と「面倒」の違いを理解しておくと、男性に頼み事をしやすくなりますね。

「面倒」な場合であれば、引き受けてくれる人が多いですし、面倒に対しては「感謝」の気持ちを返せば、それで十分なお返しになります。

ぐだぐだ言う男性に対しては「ああ、感謝してほしいんだな」というくらいに受け取るようにしましょう。

ぐだぐだ言っている男性も、「オラオラ、俺に感謝しろよ」とは言えないのでお作法として、ごねているだけなのです。
ですので、お作法としては「ありがとう」という気持ちで返す、というのが良いようですよ。


イラスト:ムラクモ

織田隼人 |

頑張った重要度

俺って、毎日会社に行って、頑張って仕事をしている。
年収も悪くない。妻に専業主婦をしてもらえるくらいには。
子供もいないので、家事もそれほど大変ではないはず。

それなのに、家に帰ってこんなことを言われた。
「アナタっていいわよねぇ、仕事をするだけでいいんだから」
がーーん、いったい、何がいけなかったんだろう・・・


■重要性の判定

どうも旦那さんが「働く」というだけでは、奥さんは「仕事しかしてくれない」と感じてしまうみたいです。
ところで、どうして「働く」という大変な作業をしているにもかかわらず、女性から見て「仕事だけ」と見えてしまうのでしょうか?

これには重要度の判定の男女差が関係しています。

男性は時間がかかったり、大変なことについては、重要度が高いと考えます。
女性は時間がかかったり、大変だったりとかをあまり意識せず、それぞれの重要度は同じくらいと考えます。

ここがポイントです。
今回、男性は「仕事」しかしていませんでした。
しかし、女性は「炊事」「洗濯」「掃除」をやっていました。

男性から見ると、重要度は以下のように見えています。

作業内容 重要度
仕事 100
炊事 10
洗濯 10
掃除 10

重要度に「大変さ」などが考慮されているため、仕事をしているだけでも炊事、洗濯、掃除より働いていることように感じます。

ところが、作業の1つ1つに重み付けをしない女性には、重要度は以下のように見えていたことでしょう。

作業内容 重要度
仕事 30
炊事 30
洗濯 30
掃除 30

全部が同じ重みしかないので、女性からすると「仕事」だけをするのが楽に見えてしまうのです。

夫婦で、お互いが「自分ばっかり頑張っている」と感じてしまうのはこの重要度の考え方が男女で違うことが原因なのです。

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■重要度を合わせるテクニック

では、お互いが「自分ばっかり・・・」と思わないようにするにはどうしたらよいのでしょう?

やるべきことは簡単です。
男性に「簡単な」作業をやってもらうことです。

オススメなのが、「マッサージ」とか「ゴミ出し」、「お風呂洗い」などです。
重要度をあまり意識しない女性からすると、この手の簡単な作業にもポイントがつきます。
そうすると、女性が「私ばっかり・・・」と思うこともなくなります。
また男性にしても、パートナーから「こんなにいっぱいいろいろなことをしてくれる旦那さんで良かったわ」などと思ってもらえ、結局待遇が良くなります。

女性からは、男性に簡単なことをお願いするようにしましょう。
男性は、自分から進んで簡単な作業を行うようにしましょう。
そうすれば、釣り合いがとれていくのです。

重要度の違いを知っておけば、「自分だけ頑張っている」なんて感じることもなくなります。
是非、お互いの重要度を合わせるようにしてみてくださいね。


イラスト:うさこ

織田隼人 |