理想の姿
サナエ:「ゴメンなさい。あなたとは付き合えません」
あこがれのサナエさんに告白した結果、振られた。
デートは楽しかったし、会話も盛り上がっていたと思う。
サナエさんは俺にとってあこがれの女性だった。
俺に優しく接してくれた。
なのに、なぜ、俺は振られたんだろう・・・
■理想の女性
男性が良くやってしまう過ちの1つに、女性を理想化してしまう、というものがあります。
もちろん、女性も男性の理想化はしてしまいますが、男性ほどは悪い影響がありません。
なぜなら、男性は女性に理想化されても自分というものをそれほど曲げないらです。
そのうち、女性がそのことに気づき、その女性は現実路線で考えるようになります。
ところが、女性は理想化されてしまうと、その男性の理想を崩したくないと考えます。
場合によっては、その理想を努力してかなえようとします。
ここが問題になるのです。
もともと、天使のように理想の女性なんて世の中にはいません。
そして女性が無理をして天使になろうとすると、非常に大きな心の負担を感じるのです。
■受け止めて
好きな異性が出来ると、その中に自分の理想を当てはめようとしてしまう事って誰にでもありがちです。
でも、現実はそんな理想の人なんていない。
これを理解しておくことが重要です。
なにより、理想よりも大切なものがあります。
それは目の前にいるその好きな人自身です。
アナタに出会うまでいろいろな経験をして、そして一人の人間として成長してきた。
そんな一人の人として相手を見て、そしてその人をもっと知りたいと思って恋愛をする。
こういう気持ちで好きな人に挑めば、理想を当てはめる恋愛よりも上手くいきます。
好かれた人は「私のことを知ろうとしてくれている」ということがわかり、自分を出しても良い、自分の理解者がここに現れようとしている、とうれしくなるのです。
相手のことを知れば、良い意味で理想を裏切ってくれることも多々あるはずです。
恋愛においては自分を投影するのではなく、相手を見ることが重要なのですね。
織田隼人 2007/11/15 | この記事を友達に紹介する