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無言がポイント

サトミ:「ねえ、ちょっと聞いてる? 私が言いたいのはね」
ヒロシ:「・・・・」
サトミ:「ねえ、わかる?」
ヒロシ:「・・・・」
サトミは怒った気持ちを極力表に出さないように、ヒロシに諭すように伝える。

サトミ:「・・・・」
サトミもだまり、二人の間に沈黙が訪れた。

200708311




■仲直りのタイミングが難しい

カップルがケンカしたとき、なかなかどこで仲直りをすれば良いかというタイミングって掴みにくいものです。

男性の方に非があった場合。
男性が謝るにしても、女性が何かを言い始めたタイミングで謝ると「何もわかっていないのに謝るって意味ないじゃない!」と言われたり、だからといって謝らないと「どうして黙っているの!」と言われたり。
あと、女性にどんどん言われているうちに「そんなに言わなくてもいいじゃないか」という気持ちになってきたり。

こうして、仲直りのタイミングを逃してしまう事ってよくあります。


■女性のシミュレーション

ところが、女性はというと実は「男性に謝るタイミングを与えている」と思っています。
ただ、そのタイミングを男性が悟り切れていないだけなのです。

女性は男性に怒りながら(叱りながら?)もこんな風に考えています。
『ここで、謝ってくれたら私も謝りかえして、また仲良くなれるよね』
男性はこの女性の「ここで謝ってくれたら」というタイミングを掴むようにしましょう。

そのタイミングは・・・

それほど難しくありません。
女性は怒っていたとしても、ある程度すると黙るときが来ます。
これが男性が謝るタイミングです。

このタイミングがすごく大事です。

女性は黙ることで、男性に謝るチャンスを作っているのです。
男性もたとえ腹は立っていたとしてもまずはその場を落ち着けるために、「僕が悪かった。愛しているからね」と言うようにしましょう。

もし、女性が黙って、男性も何も返事を返さなければ、多くの女性はその場から一人立ち去ろうとします。

もし、黙ったタイミングで謝ることができなくても、立ち去った時点では必ず追いかけるようにしましょう。
女性は、追いかけてもらえるはず、と考えて立ち去っているのですから。
これで追いかけなければ、二人の関係に大きなヒビが入ってしまいます。

男性が悪い場合、仲直りのタイミングは2回あります。
1回目の女性が黙ったタイミングで仲直りができるようになると、「雨降って地固まる」という状態に落ち着くことでしょう。
男性にはわかりにくいこのタイミング、まずはしっかりと頭で理解しておくようにしましょう。


イラスト:上田 城

織田隼人 |

女は現実的?

ノボル:「俺、将来は起業してITベンチャーを作ろうと思ってるんだ」
ミホ:「(また夢物語がはじまったなぁ)まあ、いいんじゃない」
ノボル:「それでさぁ、そのために今からビジネススクールに行こうと思ってるんだ」
ミホ:「(あ、いつもと違って具体的な話が出てきた)うん、そういうしっかりした考えっていいね」

いつもは大風呂敷の彼が少し準備を始めたみたい。
でも、もう少し現実を見てもらった方が良いような・・・

200708241




■どちらが現実的?

「男と女はどちらが現実的か?」
こんな議論が良くされていたりします。
そして、いつも結論は出ないままに。

というのも、男女で現実的な部分と空想的な部分が違っているからです。
男性と女性の「視覚の違い」から男女でどのような「夢」を抱くのかを見ていきます。


■男性の視覚と夢の関係

男性の視覚は、視野が狭い代わりに、遠方の点との距離感を上手く認識するようにできています。(『男の視野』参照)
男性は遠くの方に獲物があるときに、その獲物をとることを目標とするようにできてきました。
大きな獲物があれば、多少の空腹は我慢できる。
こういう性質が男性に備わったのです。
(実際に「おなかが減った」と先に言い出すのは女性の方が多いですよね)

そして、男性にとっての夢も同じようにできてきました。
男性は「遠くの1点に幸せがあればよい」というように進化してきたのです。
男性は遠くの大きな夢を持つことが多いです。

「スポーツで頂点を極めたい」とか「起業して成功したい」とか「研究で世界を変える発見をしたい」とか、そういうものが男性の夢に現れやすいのは、「遠方」を見ることと関係していたのです。


■女性の視覚と夢の関係

女性の視覚は、視野が広い代わりに、距離感を測るのは男性ほど得意ではありません。
女性は自分の周りがよく見えるようにできています。(『先っぽ、すみっこ』参照)
このため、女性が自分にとって心地よい空間を作るには「視野全体」を幸せで埋め尽くすという傾向が進化の中から出てきました。
女性は身の回りを心地よい空間にすることが夢となることが多いです。

「アイドルになりたい」という夢を持つのは女性の方が多いのは、アイドルという職業が「心地よい空間でみたされている」という夢の姿が演出されているからです。
他にも「雑貨屋さんをやりたい」とか「ブティックをやりたい」という女性が多いのも同じです。
自分の好きなものに囲まれて生活することが女性にとって気持ちの良いことだからです。

■夢はいろいろ

男性も女性もある点では夢見がちなところがあります。
この夢の部分はとても大事だと思います。
「こんな風になったらいいなぁ」という夢や願望から、「もっと生活をよくしたい」とか「こうすれば私もみんなも幸せになる」という発見が生まれるからです。

男女どちらが現実的とか比べることも楽しいですが、それ以上に異性の人の夢を聞いてみることも自分にとって新たな発見があり楽しくなります。

この世界は昔の人の夢が現実化したものです。
次世代の人たちに、我々の夢の形も残していきたいですね。


イラスト:ムラクモ

織田隼人 | | トラックバック (0)

人の態度を要チェック

サッカーを見ている男性と女性がいたとします。
男性は、まるで自分が監督になったかのように、チーム全体の動き、選手のテクニックなどをチェックします。
女性はと言うと、選手自体の活躍をチェックします。

男性はどちらかというと人と言うより、戦略やテクニックを重視し、
女性はどちらかというと選手個人の活躍に注目をします。

もちろんサッカーだけではなく、野球であっても、ビジネスであっても、日常生活であっても男性は戦略やテクニック(技術)に着目し、女性はその人の人間性に注目しています。

この違いが、とても大切です。

200708171




■とあるパーティでの出来事

先日、織田隼人はとあるパーティの見学に行きました。
スタッフバッジをもらい、スタッフのフリをして男女の行動を観察していました。

パーティに参加していた男性の1人が、ビールを取りに席を立ち、一緒にいた女性のグラスと自分のグラスを手に持って、ドリンクのあるところまで歩いていきました。
そして、近くにいたスタッフに目を向けて、「ん」と目配せだけで「ビールをついで欲しい」と合図をし、そして、何も言わずにビールを手にとってその男性は女性の元に帰っていきました。

たったそれだけのことなのに、その男性の行動をパーティにいた女性の何人かがちらっと横目で見ていたのに織田隼人は気づきました。
女性たちは、その男性がスタッフに対して「金を払っているのだから、ビールくらい注いで当然」という態度をとったとその光景を受け取ったのです。

ここ、ものすごく大事です。
女性は男性以上に人というものを観察しています。
ちょっとしたところで、ほんの少し偉そうな態度をとるだけで、「この人は、スタッフに横柄な態度をした。私には好意的だけどそれはかりそめの姿かもしれない」という意識が女性には働きます。

男性が見ていないと思っているところまで女性はチェックしているのです。

普段の態度というものは、ちょっとしたところでボロとなって出てしまいます。
男性は日常からしっかりと、人に対して誠実な対応をしているかどうかを自分自身をチェックしておきましょう。

本当に些細なところでも、女性は人を観察しているのです。

女性の観察力、侮る事なかれ、ですね。


イラスト:うさこ

織田隼人 |

聞き流す技術

アカネ:「だからね、郵便局のお姉さん言うには200円の切手の在庫がないみたいで、そのものズバリの切手で郵送できなかったのよ」
ケンイチ:「で、結局何が言いたいの?」
アカネ:「ちょっとぉ、そういう言い方はないでしょ!」

いつものよくある男女のやりとりの風景。
1つ1つのあらすじを言う女性。
さっさと結論を聞き出したい男性。
この二人の溝を埋めるにはどうしたらよいのでしょう?

200708101




■しっかり聞くのは難しい!?

男性にとっては、結論や答えが見えない女性の話を聞くことはすごく大変なことです。
だから、男性は相談を聞くと「こうすれば良いよ」という『解決策』を言ってしまい、女性の反感を買ってしまうことも・・・(『女性の相談に答えてはいけない!?』参照)

とはいえ、女性にとって話すこと、聞いてもらうことはすごく大切なことなので、男性も「相手の感情をしっかり受け止めて話を聞きましょう」という記事も配信しました。(『共感上手になる』参照)

この女性の話を共感しながら聞くことをいつも男性ができるかというと、そうでもありません。
さすがに自分に余裕がないときには、男性はどうしても結論を急いでしまったり、答えをすぐに出そうとしてしまったりします。
『女性との話には共感が大切だ』と学習した男性であっても、いつも女性の話で共感をしっかりできるわけではないのです。


■あえて意識を集中させない

余裕がないときに男性が女性の話を聞こうとすると、どうしても結論を急ぎすぎて女性の話をしっかり聞けないものです。
男性は「自分に余裕がないな」と感じたときには、あえて「しっかり聞かない」という技術を使いましょう。

どういうことかというと、相手の話を上手に『聞いたフリ』をするのです。

上手い返しを相手にするのではなく、以下のような相づちを打っていくことで相手の話を上手に聞き流すことができます。

・そうなんだ
・そっか
・うん
・なるほどね
・それは大変だったね
・わかるよー
・へぇ、それいいね
・・・・

基本的に「肯定的」な単語で相手の話を上手に流していくと、話し手の女性も「結論を急がされる」よりも気分良く話をすることができます。

■使いすぎには要注意

とはいえ、この『聞き流す』という行為、やるすぎると失敗してしまいます。
特にカップルや夫婦の場合では新鮮さが無くなってしまうからです。(『ビックリが大事』参照)

余裕のあるときには、しっかり心を込めて話を聞く。
余裕がないときには、上手に聞き流す。
この緩急が付けられるようになれば、かなり「聞き上手」の男性になることができます。

一般的に「女性の扱いが上手い」と言われる男性の多くが、この「心を込めて話を聞く」ことと「上手に聞き流す」ことの2つを上手くこなせる人だったりします。
男性に皆さんは、是非この2つの特技を身につけていってくださいませ。


イラスト:はらぺこ

織田隼人 |

ハーレム状態?

タロウ:「『紅一点』の反対は『ハーレム』かぁ」
ヒロシ:「なかなか、シャレが効いてるだろ?」
タロウ:「でもなぁ、女ばっかりのところに男1人で入りたいと思うか?」

ヒロシ:「う゛、そ、それは・・・確かに厳しそうだな・・・」

200708031




■ハーレム状態2類型

大勢の女性の中に、男性が1人。
経験したことのない男性にとっては、ハーレムのように思うかもしれません。
ところが、実際は(人によっては)そうではなかったりします。
そこのところを見ていきましょう。

まず、ハーレム状態をパターンで分けると2種類になります。
(1)女性に好意を寄せられやすいタイプの男性がハーレムに入り込む
(2)一般的に普通の男性がハーレムに入り込む
この違いで、女性の動きが変わってきます。

(1)女性に好意を寄せられやすいタイプの男性がハーレムに入り込む

一見、男性がモテて、すごいハーレム状態になりそうなのがこのパターンです。
ところが、実際はその男性はそれほどモテない状態になったりします。
というのも、女性同士の間で「彼には手を出さないこと」という暗黙のルールができやすいからです。

そのうち、空気を無視してその彼とくっつこうとする女性が現れると、その女性が叩かれることになります。
全体として、グループの空気があまり良くならないのがこのパターンです。

女性だけのグループに、イケメン男性1人を放り込んでもグループ全体の士気はあまり上がらないのです。

(2)一般的に普通の男性がハーレムに入り込む

このパターン、実は組織で上手くいくパターンの1つと言われていたりします。
というのも、女性だけでグループを作ると派閥ができやすいのですが、男性が1人でも入ることによってその派閥化のパワーが薄れていきます。

女性のグループに普通の男性が入ってくると、グループ全体としての士気が上がります。

ただし、1つ要注意点があります。
それは「その1人の男性が女性の攻撃対象となる可能性がある」ということです。
どうしても、女性同士の空気を男性が読み切れないことによって「なんか、あの人空気読めないよね~」という感じで男性が見られてしまうことが多いのです。

ハーレム状態に向いている男性は
・いぢられるのが好きな人
・女性化できる男性
・まったく空気を読めない人 です。

・いぢられるのが好きな人
→人にツッコミをされるのが好きな人で、指摘されたり言われたことを自分にとっての笑いや快感にする能力のある人です。
このタイプの人が一番女性のグループに入るのに向いています。

・女性化できる男性
→女性に完全にとけ込むことができるタイプの男性です。女性同士が話をしている中で「そうだよねー、これかわいいよねー」と普通にできる・・・という男性、実は結構いたりします。

・まったく空気を読めない人
→「空気を読まない人(実際は空気を読む力がある)」ではなく、そもそも「空気を読もうともしない人」がおすすめです。
女性陣とのちょっとした敵対関係になりますが、本人が気づかなければ、問題無しなのです。(多少女性陣はイライラしますが、派閥化を防いだり、女性同士の連携が強くなったりと、良いことの方がたくさん起きます)

このように、グループとしてみた場合には「男女」の組み合わせはすごく重要な要因になります。
組み合わせによっては士気が上がったり下がったりします。
最適な組み合わせを知っておけば、グループを作るときに良い参考情報として使えます。


■補足 組織の心理学について

◆最近、『組織の心理学』というものが注目されています。
企業が入社試験で行う『心理テスト』も組織の心理学に関係しています。
同じタイプが集まると、どうしてもその組織は暴走してしまうもの。
その暴走を食い止めるために、異端分子を入れたり、まとめ役になりそうなタイプを入れたり、と心理の側面から判断していたりします。

◆例えば、とある心理分析手法では人のタイプを4つに分類します。
(1)新しいもの好きタイプ
(2)グイグイ引っ張るタイプ
(3)仲裁が得意なタイプ
(4)縁の下の力持ちタイプ
長期的にはこの4人の組み合わせをバランスよくすると、チームとして動きが良くなります。

◆短期では同じタイプが集まると、意見が一致しやすく一気に話が進むのですが、自分の苦手な作業や行動をしてくれる人がいなくなるので、長期で見るとマイナスになるのです。

◆たとえば、新しい物好きタイプだけだと、面白いアイデアはどんどんでてくるのですが、実際に実行するとなると最初は楽しんでいても、すぐにみんな飽きてしまいます。
 グイグイ引っ張るタイプがいれば、実際にアイデアを形にするところまで持って行ってくれます。
 しかし、グイグイ引っ張るタイプが頑張りすぎると、前進はするのですが参加者の総意よりも引っ張るタイプの意見の方に寄せられてしまいます。
 そこで、仲裁が得意なタイプが入ると、全員の総意をまとめつつも、引っ張るタイプのテンションを下げないでいさせることができます。
 ただ、このメンバーだけでは作り上げたものを維持する能力や、細かいことに気を付けてくれる人が足りていません。それをやってくれるのが縁の下の力持ちタイプです。

◆他の簡単な組み合わせでは「楽観的」な人と「少し悲観的」な人の組み合わせなども上手くいくと言われています。
楽観的な人がどんどん前に進みつつも、少し悲観的な人がリスク回避をする。
この組み合わせの場合、少し悲観的な人がいろいろと苦労をするみたいですが、グループとしてみると高い士気を維持したまま転ばずに前進できるのです。

◆このように、グループの作り方によっては生産性を上げたり士気を上げるする効果があります。
よく、入社試験の時に心理テストも一緒にやるのですが、これも人事の人が「自社にとって足りない人の性格パターン」「新入社員をバランスよく採用する組み合わせ」ということを調べるために使っています。
さまざまなタイプの組み合わせ関係は解説に時間がかかるのですが、機会があればまた、コラムとして書いていきますね。


イラスト:上田 城

織田隼人 |