紅一点
ヒロシ:「なあ、大勢の男の中に女が一人いるのって『紅一点』って言うよな」
タロウ:「うん」
ヒロシ:「じゃあ、大勢の女の中に男が一人ってなんて言うか知ってるか?」
タロウ:「うーん、『黒一点』かなぁ」
ヒロシ:「正解は・・・『ハーレム』だよ」
■紅一点の効果
世の中、意外に紅一点という状態は多いもの。
・男子中心のスポーツ系部活での、女子マネージャー。
・男性ばかりの営業部での、女性アシスタント。
・理系の多い研究所での女性研究員。
・・・
この『紅一点』の状況は悪くはないようで、男性ばかりが集まる状態に比べてチームとして上手くいくことが多いようです。
チームが男性のみの場合、そうすると、共通の敵や目的、チーム内でのライバル心といったもので個々人のモラール(士気)の向上が起きます。
男性ばかりのチームに女性が少しでも混ざると、「女性に良いところを見せたい」という向上心がさらに追加されます。
また、その女性から褒められた場合には大きな達成感を感じるようになります。(注1)
これが、紅一点の効果です。
女性がいると、チームの男性の士気が上がりやすくなるのです。
■ライバルよりもサポート
この紅一点(男性のみのチームに女性が混じる)について、もう1つポイントがあります。
女性が男性と同じ仕事をする場合よりも、女性がサポート役に回った場合の方がチームの士気向上に対する効果が大きいのです。
女性と男性がライバル関係になった場合、女性が男性を褒めたり、ねぎらったりすることが増えないためです。
また、ライバルに対しては「良いところを見せるぞ」という男性の心理が働きにくいところもあるからです。
この場合にはライバル役の女性の他にサポート役の女性が追加されると、男性の士気向上が図れます。
紅一点と言っても、「ライバル型」と「サポート型」では士気の向上レベルが違ってきます。
今回は紅一点の場合のチーム編成についてみてみましたが、他にもチーム編成時にこういう組み合わせでチームを編成すればチームの士気が向上するという組み合わせがたくさんあります。
次回は、女性大勢に男性1人というパターンを見てみましょう。
織田隼人 | この記事を友達に紹介する