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コレクター魂

タケル:「あともう1つ。あともう1つが見つからないんだ」
ヒロシ:「もう、これだけそろったんだから満足しろよ」
タケル:「それじゃあ、俺のこの熱い魂がおさまらないんだ」

タケルがいままでコレクションに使ったお金は、50万円以上。
これ以上使ったら、際限がなくなるんじゃないか。
ヒロシはタケルのコレクション癖を止めること自体が無駄なことをしりつつも、タケルの心配をするのであった。


■コレクター魂

男性より女性の方が、買い物に夢中になりやすくできています。
ところが、男性の買い物に歯止めがきかなくなることがあります。
それは、コレクター魂に火がついたときです。

このコレクター魂、女性と男性でどのようにちがっているのでしょう?


■好きなものに囲まれたい

キティちゃんなどのキャラクターグッズ、ブランドバッグ、洋服、アクセサリー、アンティークの食器。
女性もいろいろなものを集めます。
これらは、自分が身につけるものであったり、自分の周りに置いておいて幸せに感じるものだったりすることが多いです。

女性のコレクター魂は、「好きなものに囲まれたい」という気持ちから出てきています。

集めて、それらのグッズに囲まれて、幸せな気分に浸る。
これが女性のコレクター魂なのです。


■世界を再現したい

ところが、男性のコレクションのやり方は違っています。
男性はコレクションを集めることで、その世界を再現しようとするのです。

幕末やスターウォーズやガンダムのような世界を思い浮かべてみてください。
男性はコレクションを見ながら、あれらの世界に思いを馳せています。

そして、そのコレクションの中で1つでもアイテムが欠けていると、その世界にぽっかり穴が空いたかのような気持ちになります。
コレクションを集めれば集めるほど、男性は完璧を目指して止まらなくなってしまいます。

続きものの漫画で、1巻から50巻までの39巻だけが抜けている。
1つだけ穴があるので気持ちが悪い!!
1巻から50巻までを並べてしまいたい!
こういう欠乏感がひたすら男性に襲いかかるのです。

そんなわけで、一度男性がコレクションを集め始めると、欠乏感からずっとコレクションを追い求めます。


■入り口は広く、最後は狭き門で

この男性のコレクター魂を見ると、男性に流行する商品の作り方が見えてきたりします。
男性向け商品で流行させたい場合には、以下の3つのことに注目すると上手くいきます。
(1)最初は安い価格で(つまり入り口はオープンにして)、ある程度の使える状態にしておく。
(2)最初に買ったモノを拡張できるようにしておき、コレクター魂に火をつけるようにする
(3)なかなか手に入らないもの(レアアイテム)を作り、ものすごく高いハードルを作る

男性がオーディオ機器にはまりやすいのも、オーディオ機器がこの「男性に流行りやすい特質」を持っているからなのです。

これから、もし、男性向け商品を開発することになる人は、この3つの要素に注目してみてください。
この段階を作るだけで、良いものがさらに男性受けしやすくなります。



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織田隼人 2007/04/06 |

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