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男と女、どっちがえらい?

男と女、どっちがえらい?
男と女、どっちの方が社会的地位が高い?
男と女、どっちの方が優遇されている?

このような男女論を人間は何十年、何百年と繰り返してきています。
たぶん、結論は出ないでしょう。
なぜなら、この議論自体が矛盾しているからです。
男と女は違う生き物。
それを比べるのって無理があると思いませんか?

ここからは、新しい男女論について織田隼人の考察を記述します。


■共進化

男が進化すれば、女も進化する。
女が進化すれば、男も進化する。
この概念を男女の共進化(きょうしんか)と言うことにします。

男女の関係はトレードオフではありません。
トレードオフとは、あっちを立てればこっちが立たず、ということです。

男女の関係は、お互いにメリットがあって成り立つものです。
これはものすごく重要な概念です。
生物の世界全体でもいえることです。
生物の世界は食物連鎖で成り立っています。
これは、自分が迷惑をこうむったことであっても、結局は自分たちが得をするというものになっています。
たとえば、仲間が食べられたとしても、それが廻りまわって、自分の食事となっているのです。


■適応地形の変化

さて、洗練された人はすごく周りから幸せを貰っているように見えます。
これは、『自分に××してほしい』というよりも、『あなたのために××するね』と言うことによって、結局自分が得をするという真実に気がついているからです。
なぜなら、人間には得意不得意があり、得意なことを相手にやってあげれば、苦手なことを相手からしてもらえるのです。
そうすれば、ものすごく効率の良い生き方ができます。
魅力のある人は、常に相手のことを考えていますよね。
セールスでも物を売れる人は相手にメリットがあるというのを伝えていますよね。
これが洗練された人の姿です。

ここから難しい話になります。
自分が変わったら相手も変わるという話です。

なぜ、自分が変わったら相手も変わるのでしょうか?
それは、適応地形が変化するからです。

博史君と文江さんの2人で考えてみましょう。
博史君と文江さんは付き合っています。
お互いの行動が相手に影響を与えます。

ここで、博史君が文江さんに対する行動を変えたとします。
そうすると、文江さんの最適な過ごし方が変わってしまうのです。
文江さんは今まで博史君に対して、そこそこ楽な過ごし方をしていました。
博史君の行動が変わったら、その過ごし方に影響が出ます。

例えば、博史君がいつも文江さんを映画に誘っていた。
それが、アウトドアに誘うようになった。
映画を見ていた頃は文江さんはハイヒールを履いていました。
アウトドアでハイヒール?
つらいですよね。
博史君の行動が変わったがために、文江さんの最適な位置も変わってしまうのです。
たぶん、文江さんはスニーカーを履くことになるでしょう。

この考え方が適応地形の変化という考え方です。

自分(博史さん)の行動が変わると相手(文江さん)の住みやすい地形(ハイヒールを履くか、スニーカーを履くかを地形と呼んでいます)が変わってきます。

これが自分が変われば相手も変わるという簡単な例です。

そして、この適応地形の変化はさらに自分の適応地形の変化を巻き起こします。
どういうことかと言うと、
相手(文江さん)の適応地形の変化により、相手(文江さん)が適応しやすい状態(スニーカーを履く)に移動する。
そうすると、相手の変化(文江さんがスニーカーを履いた)によって、自分(博史さん)の適応地形(行動範囲)が変化する。
ということです。
文江さんがハイヒールからスニーカーに履き替えたら、博史さんはさらに遠出をすることや活発に動くことが可能になります。

これが、互いに適応地形を変化させていくということです。

そして、このようにお互いの変化(進化)をひたすら繰り返すことを共進化、と呼んでいます。


■共進化で考えてみると・・・

ここで、視点を変えて共進化を見てみます。
ペットと主人(旦那さん)の関係を見てみましょう。

かわいがられるペット。
癒される旦那さん。

人間から見れば上下関係はあるかもしれません。
でも、ペットも旦那さんも幸せなのではないでしょうか。

これも、お互いの適応地形を変化させてお互いにより幸せになったケースだと言えます。
共進化の1つですね。

ペットと旦那さんのケースから学ぶことがあります。
それは、見た目の上下関係などとは関係なくお互いに幸せになれるということです。

男女関係でもそう言えませんか?
「就職では男が有利だ」
「仕事をしなくてもすむから女は有利だ」
こんなことを言う人がいます。
それって『幸せ』という基準から見てそんなに重要でしょうか?
ほかに幸せになる方法が無いのでしょうか。
男女平等にしたらみんな幸せになるのでしょうか?

役割も違う、身体能力も違う、考え方も違う。
無理に同じものさしで測る必要はありません。

幸せになることと、平等になることは違うのです。
平等以上に、幸せになれる世界にしたいと思いませんか?


■みんなで共進化

それでは、上手に共進化して行くにはどうしたらよいのでしょうか?
自分が幸せになるために。

今まで見てきたように、自分が幸せになるには相手が幸せになる必要があります。
それは、平等に扱うことでもフェアに扱う(公平にする)ことでもありません。
相手が幸せになるように行動するのです。

単に気を使えば良いということではありません。
相手のためを思って発した言葉で嫌われることもあるでしょう。

でも、相手が幸せになれば自分の適応地形も変化します。
住みやすくなるのです。

いつも怒っている人。
いつもニコニコしている人。
どちらと一緒にいたいですか?
相手にもいつもニコニコする人になってもらいたいと思いませんか?

そして、自分自身も相手から「いつもニコニコしていてほしい」と思われていると感じたことはありませんか?

貴方がニコニコすれば相手もニコニコします。
良い方向への共進化が進みます。

まずは家庭から。
まずは恋人から。
自分の一番身近なところで、相手の幸せを考えてみてください。

それが一番手っ取り早く幸せになる方法です。

あなたの適応地形がどんどん幸せな方向に変化していきますように。



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織田隼人 2007/01/18 |

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