働く女性は恐い!?
ヒロシ:「タカコ先輩って恐いよなぁ」
タロウ:「うん、バリバリの恐い女性ビジネスパーソンって感じがする」
ユミコ:「え?そう? 私、別に恐いとか思わないんだけど」
ヒロシ:「へー、ユミコさんには恐く見えないんだ。不思議だねぇ」
ユミコ:「男の人って仕事のできる女の人が恐く見えるみたいだよね」
タロウ:「そうかも。なんかデキる女の人って恐いんだよなぁ」
■女性ビジネスパーソンは恐い?
よく働く男性同士で「働く女の人ってキツイ人が多いよなぁ」とか「仕事が出来る女の人って、なんか恐いんだよなぁ」ということが言われていたりします。
しかし、同じ女性の評価を別の女性に聞いてみると「いえ、別に全然恐くないですけど」という答えが返ってくることが多々あります。
どうして、男性から働く女性は恐いと思われてしまうのでしょう?
■男のビジネスルール
男同士の仕事の現場を見ていると、ケンカするように話をしていることも多いです。
「絶対、この線は譲れません」
「そもそも、そんな考え方では失敗します」
こんな厳しい会話をやり合っていることもしばしば。
でも、男同士だと激しい言い合いをしていても、少し時間がたつと仲良く飲みに行ったりすることが多いです。
同じことを女性がやると、話し合いの後、相手の男性が「この人は恐いなぁ」と感じてしまうことが多々あります。
この差は、勝負が終わった後の対応の違いにあったりします。
男性は、仕事をゲームのように考えています。
仕事の内容1つ1つがゲームの試合のようになっていて、勝った負けたで判定をします。
男性は、勝った人は負けた人に優しく接する。
負けた人は勝った人に敬意を示す。
男性同士ではこういうビジネスゲームのルールを作って、守っています。
■追い打ちが恐い
ところが、女性にはこのビジネスゲームのルールがわかりにくいのです。
女性は勝ち負けの勝負があるとき、男性とは違った態度を取ります。
女性は勝った後でも、男性を攻撃し続けるのです。
「だから、この前言ったじゃないですか。ここをこうしないとダメなんです」
「決まったことですから、絶対にこうしてくださいね」
というように、女性は相手に追い打ちをかけることが多いのです。
これは、女性の防衛本能が追い打ちをせよと心に命じているからです。
元々、男性ほど強くなかった女性は、一度勝った相手にまた勝てるかどうかはわからないため、勝った時点で相手にさらに追い打ちをかけて相手の行動を確定させようとするのです。
この追い打ちは、女性同士であれば問題ないのですが、男性にはきつく見えてしまいます。
■追い打ちをやめれば
この男同士の「勝ち負けが決まった時点で、試合を完了させる」というビジネスルールは女性にとっては常識ではありません。
ですので、男性の方は女性が追い打ちをかけてきても、「あ、そっか、女の人だからこういう行動に出るんだな。悪気はないんだしいいか」と受け止めると、相手の女性を正しく評価できるようになります。
女性の方は、会議や話し合いの場で「試合」があった場合、「勝ち負けが決まった瞬間」に言い合いを止めてしまうようにすると、キツイ印象を持たれなくて済みます。
男女でビジネスルールが違うので、その点を把握しておくだけで、相手の評価を正しくできたり、自分の評価を正しく見てもらうことが出来るようになるモノなのです。
織田隼人 | この記事を友達に紹介する