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オフィシャルでは無視

ヒロシと私は会社でも公認のカップル。
部門が離れているおかげか、人前でイチャついたりしないおかげか、周りからも結構応援されていたりする。

そんな、ヒロシが用があってウチの部に資料を取りに来た。
私:「よっ、元気?」
ヒロシ:「・・・・」

っておい、無視、ですか・・・・
一応、彼氏なんだから挨拶くらいしたらいいのに。


■挨拶しない彼

会社で付き合って半年くらいの彼女とすれ違った。
そんなとき、たいていの男性は彼女のことをあからさまに『無視』します。

女性からすると、「別に、人前でラブラブするわけじゃないんだから、挨拶くらしても良いじゃない」と考えるところです。
ところが、多くの男性は挨拶すらしません。
せいぜいが、目でさっと合図を送ったり、少し手を振る程度。すぐに彼女の元を離れます。
仕事や部活の時、男性が彼女に会っても普通にすら接しません。

この現象、女性にとってはすごく不思議なことです。
仕事でも部活でも、友達であればそれなりに仲良く接する。
それが、彼女となったとたんに、冷たくなる。
公の場であっても、普通にくらい接することができるんじゃないの、と女性は考えるのです。


■弱点を隠す

100年以上昔にさかのぼります。
彼女や親族は、男性にとって守るべき対象。
戦いの場で彼女がいる弱点になりました。
そして男性たちは、彼女や親族に「戦いの場にいては危険だし、人質になるようなことがあっては絶対にいけない」という意味で戦いの場に入ることに対して厳しくなりました。

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そして、現代では仕事や部活は男性にとっては『戦いの場』です。
男性は本能的に戦いの場に入ってきた彼女や親族に冷たくなってしまうのです。

よく、『女性が彼のためにお弁当を彼の職場(部室もあり)まで持って行ったけれども、彼がすごく不機嫌そうな顔をしていた』なんて話がよくあります。
こういう男性の態度は女性を傷つけることにつながります。
男性は、仕事や部活の場に彼女に入られると身構えてしまいがちですが、多少は余裕を持って挨拶やお礼くらいは言うようにしましょう。
現代では、それくらいで評価が下がるわけでも、弱点がさらされるわけでもないのですから。

女性は男性の戦いの場にはむやみに入っていかないようにしましょう。
外から応援するくらいなら良いのですが、内側に入っていくと、男性が不機嫌になってしまうことがあります。

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元々は、愛情から出てきた行為。
現代では多少いびつになってしまいましたが、どうしてこういう感情が出てきたのかを考えると、なんだか相手を思いやる幸せな気持ちを再認識できますね。


イラスト:ムラクモ

織田隼人 | | トラックバック (1)

ココロのある場所

みなさん、ココロってどこにあると思いますか?

人間を分解すると、臓器・器官の集まりになります。
さらに分解すると、組織の集まりになります。
さらに分解すると、細胞になります。
さらに分解すると、分子になります。

どこにもココロは出てきません。
ココロはどこに行ったのでしょう。


■矛盾という複雑性

私は、こんな風に思います。

『ココロは、矛盾の中にあるのだ』と。

細胞だけでは、組織のような役割はできません。
組織だけでは、臓器のような役割はできません。
心臓は、細胞の塊ですが、細胞があつまることにより、細胞の役割以上の役割を演じています。

ココロも心臓のように、いろいろなものの組み合わせでできたものではないでしょうか。
分解すると、見えなくなってしまいます。
心臓も細胞に分解すると、もはや心臓ではありません。

では、ココロはどこから生まれてきたのでしょう。

人間の構造って複雑です。
そんな複雑なものの中から、あるとき何かが生まれてきた。
心臓のように組み合わせによってあるとき「新たな機能」がうまれた。
それがココロではないでしょうか。

それは、矛盾を認めるために生まれてきた。
物事が複雑になればなるほど、矛盾が増えてきます。
その矛盾の渦の中でココロが生まれた。

もし、ココロに矛盾がなければココロではないでしょう。
それは単なる法則です。
考えることなく、行動が生まれるだけの「法則」。
そこには完璧なプログラムがあるだけです。

複雑になった人間という存在。
複雑の中で生まれたさまざまな矛盾。
その矛盾の中からに身に付けたもの。
矛盾から生まれたもの。
細胞の組み合わせから新たに発生した機能。
それがココロ。

そう思います。


■感じること

ココロが矛盾から、組み合わせからできていると考えればいろいろなことがわかります。
ココロを追いかけ続けてもわからなくなる。
そこには矛盾があるからです。

矛盾を認めることでココロがつかめる。
ココロを分解して分析をしない。
分析するのではなく「感じる」。
ココロをつかむとはそういうことかもしれません。


織田隼人 |

男と女、どっちがえらい?

男と女、どっちがえらい?
男と女、どっちの方が社会的地位が高い?
男と女、どっちの方が優遇されている?

このような男女論を人間は何十年、何百年と繰り返してきています。
たぶん、結論は出ないでしょう。
なぜなら、この議論自体が矛盾しているからです。
男と女は違う生き物。
それを比べるのって無理があると思いませんか?

ここからは、新しい男女論について織田隼人の考察を記述します。


■共進化

男が進化すれば、女も進化する。
女が進化すれば、男も進化する。
この概念を男女の共進化(きょうしんか)と言うことにします。

男女の関係はトレードオフではありません。
トレードオフとは、あっちを立てればこっちが立たず、ということです。

男女の関係は、お互いにメリットがあって成り立つものです。
これはものすごく重要な概念です。
生物の世界全体でもいえることです。
生物の世界は食物連鎖で成り立っています。
これは、自分が迷惑をこうむったことであっても、結局は自分たちが得をするというものになっています。
たとえば、仲間が食べられたとしても、それが廻りまわって、自分の食事となっているのです。


■適応地形の変化

さて、洗練された人はすごく周りから幸せを貰っているように見えます。
これは、『自分に××してほしい』というよりも、『あなたのために××するね』と言うことによって、結局自分が得をするという真実に気がついているからです。
なぜなら、人間には得意不得意があり、得意なことを相手にやってあげれば、苦手なことを相手からしてもらえるのです。
そうすれば、ものすごく効率の良い生き方ができます。
魅力のある人は、常に相手のことを考えていますよね。
セールスでも物を売れる人は相手にメリットがあるというのを伝えていますよね。
これが洗練された人の姿です。

ここから難しい話になります。
自分が変わったら相手も変わるという話です。

なぜ、自分が変わったら相手も変わるのでしょうか?
それは、適応地形が変化するからです。

博史君と文江さんの2人で考えてみましょう。
博史君と文江さんは付き合っています。
お互いの行動が相手に影響を与えます。

ここで、博史君が文江さんに対する行動を変えたとします。
そうすると、文江さんの最適な過ごし方が変わってしまうのです。
文江さんは今まで博史君に対して、そこそこ楽な過ごし方をしていました。
博史君の行動が変わったら、その過ごし方に影響が出ます。

例えば、博史君がいつも文江さんを映画に誘っていた。
それが、アウトドアに誘うようになった。
映画を見ていた頃は文江さんはハイヒールを履いていました。
アウトドアでハイヒール?
つらいですよね。
博史君の行動が変わったがために、文江さんの最適な位置も変わってしまうのです。
たぶん、文江さんはスニーカーを履くことになるでしょう。

この考え方が適応地形の変化という考え方です。

自分(博史さん)の行動が変わると相手(文江さん)の住みやすい地形(ハイヒールを履くか、スニーカーを履くかを地形と呼んでいます)が変わってきます。

これが自分が変われば相手も変わるという簡単な例です。

そして、この適応地形の変化はさらに自分の適応地形の変化を巻き起こします。
どういうことかと言うと、
相手(文江さん)の適応地形の変化により、相手(文江さん)が適応しやすい状態(スニーカーを履く)に移動する。
そうすると、相手の変化(文江さんがスニーカーを履いた)によって、自分(博史さん)の適応地形(行動範囲)が変化する。
ということです。
文江さんがハイヒールからスニーカーに履き替えたら、博史さんはさらに遠出をすることや活発に動くことが可能になります。

これが、互いに適応地形を変化させていくということです。

そして、このようにお互いの変化(進化)をひたすら繰り返すことを共進化、と呼んでいます。


■共進化で考えてみると・・・

ここで、視点を変えて共進化を見てみます。
ペットと主人(旦那さん)の関係を見てみましょう。

かわいがられるペット。
癒される旦那さん。

人間から見れば上下関係はあるかもしれません。
でも、ペットも旦那さんも幸せなのではないでしょうか。

これも、お互いの適応地形を変化させてお互いにより幸せになったケースだと言えます。
共進化の1つですね。

ペットと旦那さんのケースから学ぶことがあります。
それは、見た目の上下関係などとは関係なくお互いに幸せになれるということです。

男女関係でもそう言えませんか?
「就職では男が有利だ」
「仕事をしなくてもすむから女は有利だ」
こんなことを言う人がいます。
それって『幸せ』という基準から見てそんなに重要でしょうか?
ほかに幸せになる方法が無いのでしょうか。
男女平等にしたらみんな幸せになるのでしょうか?

役割も違う、身体能力も違う、考え方も違う。
無理に同じものさしで測る必要はありません。

幸せになることと、平等になることは違うのです。
平等以上に、幸せになれる世界にしたいと思いませんか?


■みんなで共進化

それでは、上手に共進化して行くにはどうしたらよいのでしょうか?
自分が幸せになるために。

今まで見てきたように、自分が幸せになるには相手が幸せになる必要があります。
それは、平等に扱うことでもフェアに扱う(公平にする)ことでもありません。
相手が幸せになるように行動するのです。

単に気を使えば良いということではありません。
相手のためを思って発した言葉で嫌われることもあるでしょう。

でも、相手が幸せになれば自分の適応地形も変化します。
住みやすくなるのです。

いつも怒っている人。
いつもニコニコしている人。
どちらと一緒にいたいですか?
相手にもいつもニコニコする人になってもらいたいと思いませんか?

そして、自分自身も相手から「いつもニコニコしていてほしい」と思われていると感じたことはありませんか?

貴方がニコニコすれば相手もニコニコします。
良い方向への共進化が進みます。

まずは家庭から。
まずは恋人から。
自分の一番身近なところで、相手の幸せを考えてみてください。

それが一番手っ取り早く幸せになる方法です。

あなたの適応地形がどんどん幸せな方向に変化していきますように。


織田隼人 |

働く女性は恐い!?

ヒロシ:「タカコ先輩って恐いよなぁ」
タロウ:「うん、バリバリの恐い女性ビジネスパーソンって感じがする」
ユミコ:「え?そう? 私、別に恐いとか思わないんだけど」

ヒロシ:「へー、ユミコさんには恐く見えないんだ。不思議だねぇ」
ユミコ:「男の人って仕事のできる女の人が恐く見えるみたいだよね」
タロウ:「そうかも。なんかデキる女の人って恐いんだよなぁ」


■女性ビジネスパーソンは恐い?

よく働く男性同士で「働く女の人ってキツイ人が多いよなぁ」とか「仕事が出来る女の人って、なんか恐いんだよなぁ」ということが言われていたりします。

しかし、同じ女性の評価を別の女性に聞いてみると「いえ、別に全然恐くないですけど」という答えが返ってくることが多々あります。
どうして、男性から働く女性は恐いと思われてしまうのでしょう?

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■男のビジネスルール

男同士の仕事の現場を見ていると、ケンカするように話をしていることも多いです。
「絶対、この線は譲れません」
「そもそも、そんな考え方では失敗します」
こんな厳しい会話をやり合っていることもしばしば。
でも、男同士だと激しい言い合いをしていても、少し時間がたつと仲良く飲みに行ったりすることが多いです。

同じことを女性がやると、話し合いの後、相手の男性が「この人は恐いなぁ」と感じてしまうことが多々あります。
この差は、勝負が終わった後の対応の違いにあったりします。

男性は、仕事をゲームのように考えています。
仕事の内容1つ1つがゲームの試合のようになっていて、勝った負けたで判定をします。

男性は、勝った人は負けた人に優しく接する。
負けた人は勝った人に敬意を示す。

男性同士ではこういうビジネスゲームのルールを作って、守っています。


■追い打ちが恐い

ところが、女性にはこのビジネスゲームのルールがわかりにくいのです。
女性は勝ち負けの勝負があるとき、男性とは違った態度を取ります。
女性は勝った後でも、男性を攻撃し続けるのです。
「だから、この前言ったじゃないですか。ここをこうしないとダメなんです」
「決まったことですから、絶対にこうしてくださいね」
というように、女性は相手に追い打ちをかけることが多いのです。

これは、女性の防衛本能が追い打ちをせよと心に命じているからです。
元々、男性ほど強くなかった女性は、一度勝った相手にまた勝てるかどうかはわからないため、勝った時点で相手にさらに追い打ちをかけて相手の行動を確定させようとするのです。

この追い打ちは、女性同士であれば問題ないのですが、男性にはきつく見えてしまいます。


■追い打ちをやめれば

この男同士の「勝ち負けが決まった時点で、試合を完了させる」というビジネスルールは女性にとっては常識ではありません。
ですので、男性の方は女性が追い打ちをかけてきても、「あ、そっか、女の人だからこういう行動に出るんだな。悪気はないんだしいいか」と受け止めると、相手の女性を正しく評価できるようになります。

女性の方は、会議や話し合いの場で「試合」があった場合、「勝ち負けが決まった瞬間」に言い合いを止めてしまうようにすると、キツイ印象を持たれなくて済みます。

男女でビジネスルールが違うので、その点を把握しておくだけで、相手の評価を正しくできたり、自分の評価を正しく見てもらうことが出来るようになるモノなのです。


イラスト:うさこ

織田隼人 |