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貯まったストレス

今日は仕事終わりのデート。
すっごく楽しみだったんだけど・・・

彼がなんだか、ぼーーっとしてる。
そんなに仕事が忙しかったのかなぁ。


■その場で発散する女性

仕事をする、学校に通う。
どちらにしても、大なり小なりストレスって貯まるものですよね。
まあ、こういう日常のストレスってまったくないと、やる気も起きないみたいです。(人はストレスがない環境では、緊張感が発生しないので、だらだら過ごしてしまうようです。『ストレスで性格が変わる?』参照)

このストレス。
女性は、ストレスを感じるとその場で発散しようとします。
(『こまめにメンテを』参照)

ところが、男性はその場でストレスを発散することはあまりしません。
男同士でトイレに行って、一緒に愚痴を言い合っているってあまりないですよね。


■ストレス解消のタイミング・方法

男性はストレスをその場で発散させないため、どんどんその日のストレスが貯まっていくことになります。
そして、夜になると1日のストレスをまとめて解消しようとします。

そのストレス解消の方法とは、ストレスの元を忘れることです。

男性は、毎晩『忘れる』ことによってストレス解消を行っています。

嫌なことを忘れてしまうのです。

その忘れる方法は人それぞれです。
・趣味に熱中する
・車を洗う
・野球やサッカーの観戦(テレビも含む)をする
・ニュースを見る
・映画を見る
・ネットをする
・・・

こういったことをしながら、頭を空っぽにしていきます。
男性は、1日分のストレスを夜、こうやって解消しているのです。

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夜、ぼーっとしている男性が多いのは、ストレス解消をしているからだったのです。
男性は日常のおしゃべりではそれほどストレス解消を出来ませんから。

夜の男性はこのように、ぼけーっとしているので、1時間から1時間半くらいは放置してあげましょう。
そうすると、その男性の心も復活します。

男性は、女性と違ってストレス解消をその場でしなくてよい分、夜にそのストレス解消をまとめてやります。
女性のみなさん、夜はダメ人間になってしまう男性ですけど、温かく見守ってあげてくださいね。
その分、昼間は頼りになる(なっている?)はずですから。


■次回予告

この、男性の『忘れる』ことによるストレス解消が、夫婦間でのケンカを引き起こします。
どうしてストレスを忘れると、ケンカになるのでしょうか?
次回、楽しみにしていてください。


イラスト:はらぺこ

織田隼人 |

嫌々じゃないの?

ユカリ:「ねえ、どっかつれていってよー」
ヒロシ:「えーー、しかたないなぁ」

ユカリ:「もうっ、どうしてそんな後ろ向きな答えをするのかなぁ」

もしかして、「しかたないなぁ」が口癖になっている男性の方って多いのでは?
この「しかたないなぁ」の裏に隠されている心理っていったい何なのでしょう?


■見えない心

頼み事をしたりとか、困っているときに助けてもらおうとしたとき、「しかたないなぁ」と一見嫌そうにいいながらも行動してくれる男性。
結構多いですよね。

女性からすると
「嫌そうな顔をされると、頼みにくい・・・」
なんて思ってしまうかもしれません。

しかし、頼まれた男性はそんな風には思っていないのです。
むしろ、「俺を頼ってもらえて、うれしいなぁ」という気持ち男性は持っています。
ところが、多くの男性は頼られたことを、嬉しそうにニヤニヤしながら引き受けるのは格好悪いと思っています。
そこで、男性は照れ隠しで「しかたないなぁ」というセリフを言うのです。

「しかたないなぁ」と言いながら引き受けた男性は多くの場合、嫌々引き受けているわけではないのです。

男性は、頼られたことを誇りに思っていることが多いのです。


■最初は嫌でも

もちろん、たまには嫌々引き受けていることもあります。
嫌々に引き受ける場合は、たいてい「単純で」「誰でも出来る」「お手伝いのよう」な仕事(用事)です。
『頼られてる』と感じにくい場合ですね。

ところが、そんな場合でもやっているウチに男性は気持ちを変えていきます。

頼み事をされたことに対して行動を起こし始めると、最初は嫌なことであっても男性は「自分を褒める」ということを頭の中でしていきます。
そうすることによって、嫌な気持ちを消していくのです。

「嫌なことでも断らず引き受ける俺って、結構イイヤツかも」
「まっ、やってあげたら喜ばれるし、いいかもな」
こんな風に、どんどん気持ちを切り替えていきます。

それこそ、奥さんに「ちょっと、明日の朝ご飯買ってきて欲しいの」と言われたくらいでも、行動しているうちに「俺ってなんてイイ旦那なんだ」と思うようになるのが男心なのです。

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■女性には?

この「しかたないなぁ」の反応ですが、女性側からするとあまり気持ちの良いものではないようです。
というのも、「嫌々・仕方なくなら、頼みにくい、、、」と女性は感じてしまうのです。

男性は笑顔で「うん、いいよ」と答えるように心がけましょう。
そうすると、「この人なら頼っても良さそう」と女性は感じることになり、関係も良好になります。

女性は、「しかたないなぁ」は「いいよ、やってあげるよ」の意味だと理解しましょう。
多くの男性は、結構気持ちよく引き受けています。

「しかたないなぁ」は、男性が自分を格好良く見せようとしているのだと思って、やさしく見守ってあげてくださいね。


イラスト:上田 城

織田隼人 |

なかなか褒めない

サトミ:「男の人ってあんまし褒めないよねー」
カナエ:「そうそう、どうしてだろうね?」

サトミ:「でも、急に褒められたりなんかすると『もしかして、私に気があるのかも・・・』なんて思ったりしない?」
カナエ:「あるあるー」

サトミ:「ま、実際は勘違いなんだけど」
カナエ:「うん、、、そうだよね・・・」

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■褒めない男性

女性は比較的褒め上手。
男性より細かいところに気がつく上に、相手に共感する能力が高いからです。
女性は相手が可愛いと思ってやったことに対して、即座に「かわいいー」とか「すごいね」と反応することができます。

「あ、髪型変わったね、かわいいー」という風に、相手を褒めている女性って結構見かけますよね。

ところが、男性はそれほど褒め上手ではありません。(一部男性を除く)
というのも、女性と違って男性は細かいところに気がつきにくく、さらに、男性は相手に対してライバル心を感じやすいからです。


■たとえば職場

職場でこそ、褒める場面が多いのに褒めない男性が結構います。
これは、職場では男性のライバル心が燃え上がるからです。
同じ仕事をしていれば、男性にしてみればライバル。
ライバルは正々堂々と戦うもの。
こう思っているから、男性は(特に職場では)相手をあまり褒めないのです。


■褒める男性の特徴は?

そんななかでも、褒めるのが上手な男性もやっぱりいます。
こういう男性は、今までの経験から「うん、褒めた方が良いぞ!」ということを学んでいます。
そして、『褒める癖』というものを身につけています。
条件反射的に人を褒めることができるようになっているのです。
(結婚して奥さんに『調教』された結果、褒めるのが得意になった男性も多いようです・・・)

ここがポイントです。
褒め上手な男性は、条件反射で褒めています。
まさに、トレーニングのたまものなのです。

褒めるのが苦手な男性の皆さん、是非、『褒めトレーニング』をしてみてください。
褒め上手になると、褒められ上手にもなります。
人って、「自分を認めてくれる人」に対しては「コイツはできるヤツだ」と思う傾向があります。
褒め上手は「できるヤツ」と思ってもらいやすいのです。
褒めることはよいことなので、是非褒め上手になってくださいね。


■結構重要なおまけ

ところで、男性に褒められると「私に気があるのかしら・・・」と思ってしまう女性も少なくありません。
というのも、女性は好きな相手には好意を示そうとして『より、多く相手を褒める』という傾向があるからです。

ところが、男性は好きな相手に対しては『自分を大きく見せよう』とします。
もちろん、多少褒める量も増えるかもしれませんが、女性ほどは褒めの量に変化はありません。

むしろ、褒める男性は条件反射で褒めています。
この辺の感覚の違いは、勘違いが起こりやすいので、要注意だったりします。


イラスト:上田 城

織田隼人 |

女心と秋の空

「女心と秋の空」

女心は、日本の秋の天気のように変わりやすい。
女心といえば、この言葉が出てくるというくらい、メジャーなコトバです。

実際、女性の気持ちはコロコロ変わります。
怒っていたと思ったら、話しているうちに泣き出した。
泣き出したと思ったら、なぜか安心して、笑顔になった。
女性のこういった心変わりに翻弄される男性は多いのではないでしょうか?

この女心。
女性の気持ちが、うつろい、変化していくのには理由があります。

女性は『感情の仮説』を立てているのです。


■感情の処理内容

女性にとって、感情は一種の結論のようなものです。
様々な情報があったとき、その情報を統合して、瞬時に判断して「感情」として自分自身の考えをまとめます。

感情を使うと、理性で考えるよりも多くの情報を取り扱うことができます。
理性的に考えた場合には、「仮説」→「仮説の検証」→「結論」という思考プロセスを経るために、大量の情報は処理しきれないからです。

女性の第六感は良く当たる、といわれているのもこの「感情」をベースにした意志決定を行っているからです。
感情を使うことによって、たくさんの情報を処理できるのです。

ところが、「感情」の処理にも1点、問題があります。
感情は「物事の重要度を判断する」のには向いていないからです。
大量の情報を処理するために、感情での処理は「情報も重み付けはしない」というルールが敷かれています。
「花束をもらった」という情報も、「荷物を持ってもらった」という情報も、同じレベルでとらえてしまうのです。(注)

この問題点を解決するために女性が持っている仕組みこそが、『重要度の補強』『仮の感情』というシステムなのです。


■重要度の補強

たとえば、「何か、決めごとをする場合」に女性は意志決定のために、感情を上手く使って判断をしようとします。

とはいえ、単に頭に入っている情報を処理するだけでは、自分自身が本来選択すべきことにならない場合が多いのです。
そこで、女性は「会話」をします。

会話の中で、自分にとって大事なことを何度も話すことになります。
同じようなことを何度も話していきます。
このように、繰り返し何度も話すことによって女性は「この情報は大事だ」という重み付けを自分自身にしていくのです。

感情は「花束をもらった」という情報も、「荷物を持ってもらった」という情報も同じ「うれしい×1」として処理をします。
「花束をもらった」という情報を自分の中で繰り返すことで、「花束をもらった」「花束をもらった」「花束をもらった」というように、3つの別の情報のよう に自分自身に取り込みます。「花束をもらった」を三回繰り返すことによって「うれしい×3」という、重み付けの機能を持たせるのです。

こうすることで、女性は『感情』に足りない『物事の重要度を判断する』という能力を補強しているのです。

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■仮の感情

さて、重要度の補強を行っている際に、もう1つ女性が行っていることがあります。
それが、『仮の感情』を表に出すという行為です。

『重要度の補強』にも決定的な弱点があります。
それは、重要度をいくら補強しても、結論は導き出せない、ということです。
どのレベルまで、自分で重要度を補強して良いのか、それを判断するのはシステム上難しいですよね。
そこでできたのが、『仮の感情』というシステムなのです。

女性は、話をしている間に、いろいろな感情を表に出していきます。
・話ながら、急に怒り出したり、
・話ながら、急に泣き出したり、
・話ながら、急にブルーになったり、
・話ながら、急に明るくなってきたり、
・話ながら、急に笑ってみたり。
さまざまな感情を表に出していきます。

というのも、女性は結論になる感情が定まっていない間は、『仮の感情』としていろいろな感情を表出させていくのです。

会話をしているうちに、女性は自分自身の感情をどんどん切り替えていきます。
最初は怒っていた。
次は、泣いてみた。
最後は笑っていた。
女性と話をしていて、こういう感情の波に翻弄されたことのある男性は多いかと思います。

なぜ、女性の感情がコロコロ変わるかというと、「まず、自分の怒ってみよう」とか「まず、悲しんでみよう」といったように、いろいろな感情を「試して」みているのです。

「試して」みた結果、しっくりこない感情であった場合、女性は話し続けます。
そして、重要度を再確認しながら、新しくわき出た感情を再度「試して」みます。

これを何度か繰り返した結果、「これはしっくりくる感情だ!」と女性が気づいたとき、結論とします。

これが「仮の感情」というシステムなのです。

女性はいったん感情を表に出して、自分にしっくりくるかどうかを試します。

そして、しっくりこない場合には、別の感情を再度探していくのです。

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■だから、感情がコロコロ変わる

「女心と秋の空」

女性の気持ちがコロコロ変わって見える理由は、この『仮の感情』のシステムがあるからだったんです。
また、仮の感情を使う女性は、話をしながら心を整理していくプロセスをとります。

女性の相談に答えてはいけない!?』のは、この仮の感情を出し切ってもらうためだったのですね。

でも、これで安心した男性も多いのではないでしょうか?
たとえ、女性が怒っていても、それは『仮の感情』なのかもしれないのです。
実際、じっくり話を聞いてみると、怒っていないことに気づかされたりします。
男性は、まず、じっくりと話を聞くと、女性の感情が整理されると言うことを知っておきさえすれば、男性側としても冷静に対処できるようになります。


イラスト:ムラクモ

織田隼人 |

方向修正可能

ミナコ:「ちょっとぉ、私に黙ってどうしてパソコンなんか買ったの!」
ユウジ:「出張で必要になったんだよ」

ミナコ:「だからって、そんな高価な買い物。私に黙ってすること無いじゃない!」
ユウジ:「仕方ないだろ、必要なんだから!」

こんな風なケンカ、やったことはありませんか?


■かたくなに認めない男心

男女がケンカをしたとき、男性は自分の非を認めないことが多々あります。
特に、女性が感情的になっているときこそ、男性は非を認めようとしません。

というのも、男性は感情的になっている女性は、自分の意見にしがみついて頑固になってしまっている、と考えるからです。
だからかこそ、男性は女性が怒れば怒るほど、自分の非を認めようとしないのです。

男性に注意を促すときには、冷静になってきつい口調にならないように気をつけながら言うと、男性も非を認めやすくなります。


■方向修正の可能性

ところで、実際に感情的になっている女性が頑固になっているかというと、実はそんなことはありません。

女性が感情的になっているときには、自分の思いを吐き出したい、と感じているときなのです。
女性は気持ちを吐き出していくことで、自分の感情を整理し、自分自身の考えをまとめていくのです。
そして、女性は自分の思いを伝えきると、頑固な部分も消えていきます。
気持ちを吐き出しきった後には、男性の言うことも理解してくれ、お互いの言い分を上手くまとめていこうとします。

そう、女性は気持ちさえはき出しきれば、頑固になったり、意固地になったりはしないのです。

女性が怒っているときには、男性はまず、自分の気持ちを抑えて話を聞くことに徹しましょう!!

たとえ、自分がちょっと失敗をしていた場合であっても、最初の話を聞く部分をしっかりやっておけば、相手に納得してもらえる可能性が高いです。
女性が頑固になって意固地になるわけではない。
この事実を知っておきさえすれば、心に余裕が生まれて、話を聞くことができるようになります。

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まちがっても、「そんなことを言われる筋合いはない」とか「おまえの文句は聞き飽きた」なんてことは言わない方がよいです。
相手の言葉を遮ることになりますから。


■事前準備

とはいえ、急に女性に怒られると、男性は「聞けば良いんだな」とは考えられないものです。
攻撃をされていると感じてしまうと、つい身構えてしまうのが男性というものですから。

ですので、条件反射で大事なこと、つまり「怒りは聞けば静まる」ということを思い出すようにしておくと良いでしょう。

・怒っている →「話を聞こう」
・イライラしている →「話を聞こう」
・混乱している →「話を聞こう」
・矛盾したことを言っている →「話を聞こう」

こうやって、最初から条件付けを自分にしておくと、「ああ、話を聞けば良いんだ」といざというときに思い出せるようになります。
(『たまって・キレて・やさしく』も読んでみてください)

話を聞き始めると、男性も「思いやり」の気持ちが出てきます。
この思いやりの気持ちがお互いに出てくると争いも自然に収まっていきます。
男性はまず、その思いやりの気持ちを作る場面作りから、始めてみましょう。


イラスト:うさこ

織田隼人 |