仲直りのルール
「ねえ、どうしてなの?」
「黙ってちゃ何もわからないよ、ちゃんと話し合おうよ」
「今、こんな状態で話をしても悪くなるだけだから、明日にしよう」
「今日はもう寝る、おやすみ」
「ちょっと!・・・」
その夜、頭の中にイライラがぐるぐる回って、なかなか寝付けなかった。
■ケンカしたとき
ケンカをしたときって辛いですよね。
自分のことがわかってもらえない。
相手の気分も害してしまう。
やっぱりこのままじゃいけないと思い、話し合って仲直りをしようとする。
「話し合おうよ、そうすれば、、、」
でも、こんなときに男性はこう答えるんですよね。
「こんな状態で話をしても無駄。まずは落ち着こう」
そうして、お互いに余計にイライラしていく。
そこにはこんな男女の違いがあったのです。
■話をしようとする女性
女性はケンカをしたときに、すぐにでも話し合って気持ちを伝えて落ち着きたいと考えます。
女性は、話し合って、お互いの気持ちを吐き出して、お互いに共感しあえればケンカは解決すると考えるのです。
さらに、女性は考えていることを口に出すことでストレスも発散できます。
そうすれば、ケンカも次第に収束し、仲直りもできます。
だから、女性はケンカをすると話し合って仲直りをしようとするのです。
■冷静になろうとする男性
しかし、男性はそうではありません。
ケンカをしている時って、どうしてもお互いに相手を非難してしまいますよね。
そうなると、男性の本能が『このケンカに勝たなければならない』と指令を出すため自分の非を認められなくなるのです。
だから男性同士がケンカを続ければ、どちらが悪いかという話になってしまいます。
お互いに非を認めたくないがために、ケンカはどんどん大きくなってしまうのです。
そうならないためにも、男性はケンカのとき、まずは勝った負けたの世界から抜け出そうと、お互いに距離をとろうとします。
男性はいったん冷静になって相手の言い分を理解するためにも「この話は今度にしよう」といってケンカを中断するのです。
冷静になって相手の言い分を認め、自分の伝えたいこともまとめてから、再度相手に言えば良いと考えるのです。
お互いに冷静であれば、ケンカにはならないからです。
■仲直りのルール
女性は仲直りをするために、話し合おうとします。
お互いの気持ちをどんどん表に出して、気持ちを理解しあえれば、ケンカは解決すると考えているからです。
男性は仲直りをするために、とりあえずその話題に触れないようにします。
ケンカが長引くと「勝ち負け」の争いになり、収拾が付かなくなってしまう。
それよりもまずは冷静になって相手の言い分を受け止めようとするからです。
そう、女性と男性とでは、仲直りのルールがまったく違うのです。
お互いに仲直りをしようとして、話し合いをしようとしたり、話を終わらせようとしているのです。
女性の皆さん、男性とケンカしたときに話を中断されても「ああ、仲直りがしたいんだな」と考えてみてください。
消化不良になるかもしれませんが、そのほうがお互いがもっと上手くいきます。
男性の皆さん、女性とのケンカの最中に「もっと話し合おう」と言われたら自分の言葉をぐっと飲み込んで「うんうん」と話を聞いてみてください。
そうすれば女性の心は落ち着いてきます。ケンカも早く収束するのです。
お互いに仲直りをしようと思っている。
その気持ちを大切にしたいですね。
織田隼人 | この記事を友達に紹介する