アドバイスのタイミング
君島さん:「ねえ、山田君。明日提出する資料見せてもらったわよ。よけいなお世話かもしれないけど、ここを修正すればもっと良くなるんじゃないかしら」
山田君:「え、、あ、うーーん。まあ、前回もこれで上手くいったんだから今回も大丈夫でしょう。」
君島さん:「そ、そうね。それでも大丈夫だけど、変更するともっと良くなると思うな」
山田君:「時間がないことですし、まずはこのままで・・・
何となく、お互いに気まずくなってしまうこの瞬間。
どうも山田君はすんなりアドバイスを受け入れないようです。
■アドバイスの時
誰かが誰かにアドバイスをする。
職場でも、学校でも、クラブ活動でも良くある光景です。
このアドバイスをするタイミング、女性と男性とでまったくタイミングが違います。
女性は、「こうすればもっと良くなる」と思ったタイミングでアドバイスをします。
このままでも大丈夫だけど、さらに「これもできるといいなぁ」をどんどん付け加えたくなっていくのです。
そして、気がつくと女性は男性にアドバイスをしに行きます。
ところが、男性が相手にアドバイスをするタイミングは「相手が困っているとき」です。
男性は問題解決型の考え方をします。
問題が発生してから、解決策を伝える。
問題が発生しないのであれば、とりあえず放って置く。
あくまでも、困っているからアドバイスをするというのが男性の基本姿勢です。
■受け入れられないタイミング
せっかく男性にアドバイスをしたのに、イヤそうな顔をされた。
女性ならこういう経験したことのある人は多いことでしょう。
女性が男性にアドバイスをするタイミングで一番多いのが、資料や作品が出来上がったときです。
このときが一番イメージがつかみ取りやすいので、もっと良くするにはどうしたら良いかが見えるのです。
ところがこのタイミング、いったん何かが出来上がったときには、男性は「もう、大きく変更したくない」と考えます。
いったん作成した物を変更するのは手間がかかるので、アドバイスを受け入れることに対して、負担を感じてしまうのです。
アドバイスを受け入れたくないのではなく、負担が増えるのが面倒だと思っているのです。
男性にアドバイスをするときは、出来上がる前や仕事に取りかかるときにすると、話を聞いてもらいやすくなります。
伝えるタイミングをほんの少しずらして、次の作業の開始の時にアドバイスをするようにしましょう。
そうすると、アドバイスをされた男性も喜んで受け入れます。
もちろん、女性からアドバイスをもらう側にたった場合は、どんな時でもそのアドバイスを大事にいただいていきましょう!
女性からのアドバイスは、ある意味『愛情表現(友情表現?)』です。
今すぐ実行するのが無理でも、「次回はやってみるね」とか前向きに受け止めると自分の成長にも繋がります。
「君ならもっとやれる」という気持ちがこもっているアドバイス、いつでも受け止められるようにしていきたいものですね。
織田隼人 | この記事を友達に紹介する