心に無い言葉
ヒロコ:「もう、サイテー。タイチなんて顔も見たくない!」
タイチ:「・・・そうか、そんな風に思ってたのか。」
ああ、私なんてことを言ったんだろう。
タイチの寂しそうな顔を見て冷静になったときには、二人の関係は修復できないものになっていた。
■後悔する一言
ちょっとした弾みで出た一言。
そういう一言にこそ、本音が隠されている。
男性はそう考える生き物です。
タイチさんにとっては「顔も見たくない」という言葉は、2人はもう終わりだと言う合図に聞こえたのでしょう。
ところが、その言葉を発した当の女性はそんなつもりは全くなかったりします。
■わからない気持ち
気持ちの乗らない日であったり、妙にイライラしてしまう日というのが女性にはあります。
こういう日の女性は感情の爆弾を抱えています。
(ハッピーサイクルも関係してきます)
感情が高ぶったとき、女性は時として心にも無いことを言ってしまうことがあるのです。
この時、言葉を発している女性自身、自分がどういう感情にあるのかわかっていません。
「怒り」「悲しみ」「寂しさ」・・・
たくさんの感情がありますが、『感情が高ぶっている』という状態だけは確かで、自分に似合う感情は何かが見つかっていないのです。
女性は自分に合う感情が何かが見つかっていない状態で、騒いでしまうのです。
それゆえ、この時発する言葉は女性の本心ではないことが多々あるのです。
■心の準備を
女性は、気持ちが波のようにどんどん押し寄せてくるとき、いろいろな気持ちを出しながら本当の自分の気持ちに気づいていきます。
ところが、男性はその女性の気持ちの波から出てくる言葉や感情が全て女性の本音だと思って翻弄されてしまいます。
「もう、別れる!」
「付き合うんじゃなかった」
「だいっきらい」
こういう言葉はほとんどの場合、女性の本心ではありません。
喧嘩の時、女性からこういう言葉が出たときこそ、余裕を持って上手くかわしていきましょう。
相手の言葉を真に受けるより、さらっと受け流して女性の気持ちがおさまったときに、抱きしめてあげるくらいの余裕を見せれれば最高です。
■上手にいくと
もし男性が上手く女性の気持ちの波に乗れると、徐々に女性の気持ちは治まってきます。
そして、ふとその時を振り返ってみると、波を乗り過ごした男性に対して女性はそっと感謝をしていることでしょう。
付き合って時間がたってくると、どんなカップルでもこういう事態を迎えます。
「まあ、こんなこともあるよな」
「一人で背負っていたものを、ついに僕にも背負わせてくれるようになったね」
こういう優しい気持ちでゆったりと見守っていきましょう!!
織田隼人 | この記事を友達に紹介する
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