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強気の法則

部長から仕事の依頼をされた。
部長:「川田さん、このキャンペーン企画やってもらえるかな?」
ナオコ:「やったことがないので、、、できるかどうかわかりませんが、やってみます」
部長:「じゃあ、よろしく頼むよ」(本当に大丈夫かなぁ・・・)


■遂行可能?

ナオコさんは広報部に所属する有能なビジネスパーソン。
特にプレス関係では部内に彼女の右に出るものはいません。

しかし、今回部長から頼まれた仕事はキャンペーン企画。
普段の仕事とは異なるものだったために、不安な気持ちが出てしまったのでしょう。
そして、部長もそんなナオコさんの反応を見て心配になってしまったようです。


■不安と謙遜

今回、部長に聞かれたのは「できるか/できないか」という二者択一の質問です。
ところが、ナオコさんは質問に答える前に「やったことがないので・・・」という前置きを部長に伝えてしまいました。

仕事を続けていると、新しい事に挑戦するチャンスは必ず訪れるものです。
しかしそんな時、女性は『不安』な気持ちや『謙遜』の気持ちも同時に伝えてしまうことがあります。
女性は思ったことや気持ちを言葉に出す傾向があるからです。

ところが、そうすると男性からは、「彼女に任せて本当に大丈夫なのか?」と疑問を抱かれてしまうことがあるのです。


■男性の場合

一方、男性に初めての仕事に対して「これ、できる?」という質問が来たときにはこう答えます。

(やったことないけど・・・うん、調べならがやればなんとかなるだろう)
「やってみます」

やったことがないということは口に出しません。
心の中では、『大丈夫かなぁ』と不安に思っていても声には出さないのです。

相手から不安な言葉が何も出てこなければ、上司は何も考えず「任せるよ」と言うことができます。
男性にとって、不安な言葉は「できないかもしれない」という言い訳に聞こえます。
「やったことがないのですが・・・」という言葉は男性にとっては、できなかったときのための予防線なのです。

ビジネスの場では「やるか/やらないか」の質問に対しては前置きを置かない方が信頼を得ることができます。

つまり、不安な気持ちはあえて伝えないほうが高い評価を得ることができるのです。


■気をつける場

日常、一緒に仕事をしている会社内のメンバーに関しては本当に「できるのか/できないのか」や「能力があるのか/能力がないのか」についてはある程度わかりあえているので、多少の不安を伝えても評価はそれほど下がりません。
ところが常の付き合いの無い、接点の薄い上司とのやり取りや外部の取引先・顧客との折衝(せっしょう)においては、その場の態度や言動で当人の能力が判断されます。

面接、プレゼン(商談)、交渉のときには要注意です!!
不安な言葉をできる限りださないことで相手からの信頼を勝ち取ることができます。

「たぶん・・・」
「いままでに経験はないのですが・・・」
「・・・と思います。」
「この業界については詳しくないのですが・・・」

このようなセリフを言うのが癖になっていないか、いちど見直してみましょう。

ビジネスは信頼関係で成り立っています。
自分のためにも相手のためにも、信頼される会話のコツをつかんでおくと交渉もスムーズになりますよ。


イラスト:はらぺこ



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織田隼人 2006/09/18 |

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