男が家事をするまで
ユキエ:「ウチの旦那様は結構家事やってくれるよ」
ミサキ:「うらやましいなー。ウチは全然。やっても下手くそだし」
ユキエ:「下手くそでいいんじゃない?」
ミサキ:「それが、ついつい口出ししたり、手を出して私がやっちゃうのよねぇ」
■家事をしない男性
結婚前の男性は「俺は一人暮らしでしっかり家事もやっている。しっかり分担してやるゾ!」と考えている男性であっても、結婚後しばらくすると、なぜか「家事をやってもらいたいな」なんて考えてしまう傾向があります。
とはいえ、家事をしっかりやり続けている男性も多い。
やろう思えば家事をやるのが男性の性質です。
では、家事をやらない男性は、いったいどうして家事をやらなくなってしまったのでしょう?
■家事をしないパターン
家事をしない男性には、一定のパターンがあります。
実は、男性のパターンと言うより、その男性の周りのパターンが大いに関係しています。
家事をしない男性のパターンは以下の通りです。
(1)誰かが常にやってくれる
(2)家事の流儀にケチを付けられたことがある
(3)家事をやった後に、何かしらの修正を指示される
(4)家事をやらなくても良い、というように育てられた
(1)誰かが常にやってくれる
常に誰かがやってくれる状況では、わざわざ自分がやらなくても良いと考えるのが男性の考え方です。
男性は作業をやる場合、今のまま上手くいっていたら、とりあえずこのままでもいいや、と考えるのです。
家事も誰かがやっていて、上手くできているのだから自分がやらなくても良いと考えるのですね。
(2)家事の流儀にケチを付けられたことがある
家事のやり方にはいろいろな流儀があります。
お皿を洗った後は縦に並べて乾かす人もいれば、上に重ねていく人もいます。
包丁は使ってすぐに洗う人もいれば、他の洗い物と一緒に洗うのでまずは放置しておく人もいます。
こうした自分の流儀に口を出されると、男性は家事をやらなくなります。
(3)家事をやった後に、何かしらの修正を指示される
せっかく洗い物をしたのに、後から洗い直しをされたり、文句を言われたりする。
こうなると、男性は自分が家事をやる意味を見いだせなくなってしまいます。
(4)家事をやらなくても良い、というように育てられた
この場合は、そもそも家事をやろうという考え自体がなかったりします。
最近ではこういう人は減ってきているようです。
(なにしろ、男性を育てるのはほとんどが女性ですから。女性の教育によって改善されているようです)
■家事の機会を奪っている!?
さて、この内容を男性の視点で見てみると、「やる機会を失っている」ということがわかります。
女性からすると「家事をやってもらえない」だったのに、男性からすると「機会がないから家事をしない」となるのです。
極端な話、女性が男性の家事の機会を奪っている場合すら多くあります。
男子に家事をやってもらうことはそれほど難しいことではありません。
(1)「家事をやって欲しいな」と言って男性に家事を依頼し、
(2)男性が家事をやるまで根気強く待ち、
(3)家事が終わったときには(たとえ自分の思い通りにならなくても)ありがとうと受け入れる。
という3ステップを踏めば大丈夫です。
もちろん、男性の家事に対して物足りない部分や引っかかる部分はいっぱい出てきます。
それは、彼なりの流儀だと思ってゆっくり見守ってあげてください。
家事はやる人の流儀が正しくなります。
たとえ、やってもらった側は満足いかなかったとしても、感謝しあえる関係になれるはずです。
感謝の気持ちは、相手が何かしてくれたというところに示せばよいのですから。
織田隼人 | この記事を友達に紹介する
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