オシャレはモテない!?
20代も後半にはいると、素材にまで目を配る。
「・・・これは安っぽいな」
20代前半ならこの服も着ていただろう。
しかし、もう私はオトナの女だ。
こんな服では満足できない。
オシャレにカッコイイ服を着こなす私。
ふふっ、私ってイケてるかも。
「でも、サトミって以前ほどはモテなくなったわね」
・・・いきなり現実に引き戻そうとするこの声の持ち主はケイコ。
ったく、何考えてんだか。・・・確かにその通りなんだけど。
■モテとオシャレ
実は、モテる服とオシャレな服というのは全く違っていたりします。
すでに多くの女性は気付いているかもしれません。
CanCamを見てみると、堂々と「オシャレ服」と「モテ服」の30日間着こなし。
というのがあります。
見ての通り、オシャレと思われる服とモテる服装は全く違います。
オシャレ服は同性(または自分)から見てカッコ良かったり、好みだったりする服。
モテ服は異性から、好まれる服です。
もちろん、髪型なんかも同様です。
「オシャレ」と「モテ」は次元が全く違うものなのです。
男性が好む髪型の1つに「思いっきりふくらました髪型」がありますが、女性にはあまりウケが良くなかったりします。
女性からすると、清潔感を感じにくいからだそうです。
男性にとってはカッコ良く「オシャレ」でも、女性にとっては「いまいち」な髪型、つまりモテない髪型となってしまうのです。
■オシャレとモテと年齢と
このオシャレとモテの感覚。年齢と共にどんどん乖離していくのが特徴です。
若い頃だと、『オシャレ≒モテ』だったりします。
オシャレにしていると、そこそこモテの要素も入ってくるのです。
ところが、年齢を重ねるにつれて自分のカッコイイを追求していくようになります。
こうして、どんどん『オシャレ≠モテ』になっていきます。
20代後半くらいか『オシャレ≠モテ』が大きく表面化してきます。
目が肥えてきた分、モテの要素が減ってくるのです。
しかも、問題はここからです。
人は年齢を重ねると共に自分の価値観を大切にしていきます。
なので『オシャレ≠モテ』と気付いても、オシャレを選ぶようになるのです。
例えば女性の場合。
60歳代くらいになると『ラメ』や『ヒョウ柄』に落ち着いていきます。
大阪人の行き着く先は『ヒョウ柄』
東京人の行き着く先は『ラメ』
『ヒョウ柄』と『ラメ』は遺伝子レベルで操作されているのです!!
■両方やろう!
オシャレを否定するつもりは全くありません。
むしろ、オシャレは素晴らしいことだと思っています。
(好みの服を着たり、好きな髪型にするのって楽しいですもんね)
でも、モテも意識するとさらに良くなります。
世の中は男もいれば女もいる。
今日は男性向け。
今日は女性向け。
こんな風に意識的に両方のファッションをやってみてはいかがでしょう?
たとえば、美容室で髪の毛をセットしてもらうときに異性のスタイリストさんにやってもらうだけで、全然違うデキになります!!
異性に好かれる格好をするのは、経験を積めば違和感を感じることかもしれません。
でも、異性向けの服装もやってみると、楽しさに気付く事が出来ます。
「あっ、こういう風に褒められるんだ。意外かも」
そんな1日を過ごすのも、楽しいものです。
織田隼人 | この記事を友達に紹介する