おごってもらう時
「今日はおごるよ」
「えっ、あ、、、すいません」
私って人におごってもらうのが苦手。ついつい遠慮してしまう。
男の人って、おごってくれたりするから二人で食事するときにすごく気を使うのよね。
「これは、高いから彼の負担になるんじゃないかしら」
「全部安いのを選ぶと気を使っているのが見えみえで嫌がられるんじゃないかしら」こんな風に考えてしまう。
■おごってもらうのが苦手な女性
男性に何かをおごってもらったときに、ついつい「すいません」と言ってしまう女性って多いです。
ん?、お礼を言うならいざ知らず、謝るってどういうことなんでしょう?
謝るということは、相手に申し訳なく思っているということです。
「わざわざ私にごちそうしてくれるなんて、そんなの申し訳ないです」と心の中で言っているのです。
謙虚な気持ちが「すいません」という言葉となって出てくるのです。
そしてそれは自己防衛のためでもあります。
特に女性は何かをもらうとお返しをしなければならないと考える人が多いため、その気持ちが知らず知らずのうちに出てしまうのです。
「あなたに何も返せない。すいません」と。
■おごる側の心
でも、おごった方はせっかくごちそうしたのに、相手に「すいません」と言われたら良いことをしたのに、なんだか気分が晴れないのです。
おごったときに「すいません」と言われると、おごった人まで申し訳ない気持ちになってしまうのです。
せっかくおごったのに「すいません」といわれると、なんだか残念な気持ちになるのです。
■「すいません」 より、「ありがとう」
このように、おごってもらった時に「すいません」と言っても相手はうれしくないのです。
おごってもらった時に「すいません」と言っても誰も得をしません。
お互いに幸せになるにはどうしたらいいのでしょう?
それはとても簡単です。
「すみません」の代わりに「ありがとう」といえばよいのです。
「ありがとう」と言ってもらえた相手は、それだけで満足感と幸せでいっぱいになります。
ただ、にっこり笑って「ありがとう」と言えば良いのです。
相手はもうそれだけで満足ですから、お返しなど必要ありません。
■勇気を出して
とはいえ、今まで「すいません」と言っていた人が「ありがとう」って言うのは勇気のいることですよね。
「私なんかに、、、」という思いがあるのですから。
でも、大丈夫です。
アナタはおごってもらえるだけの価値のある人です。
彼はアナタとの食事の時間を楽しみたいのです。
だから、彼はアナタが一緒に居てくれたことへのお礼としておごりたいのです。
それにアナタは「ありがとう」という言葉で応えましょう。
それだけで、ふたりの間に幸せな空気が流れます。
■数えてみよう!!
さて、みなさん。1日に自分が何回「ありがとう」や「すいません」と言っているか数えたことはありますか?
ためしに一度数えてみてください。
『「ありがとう」は2回しか言わなかったなぁ』
『「すいません」って思ったより言っている回数が多いんだなぁ』
意外な気づきがあるかもしれません。
「すいません」を「ありがとう」に代えれば周りのみんなも幸せな気持ちになってニコニコしているはずです。
アナタの言葉が周りにニコニコを振りまいているのです。
目標: 「すいません」より「ありがとう」
日本中で「ありがとう」が増えるとステキですよね。
織田隼人 | この記事を友達に紹介する