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教えて

「これって、こうしないといけないんじゃないですか?」
「うるさいっ、このままでいいんだよ」

営業暦10年の男性の先輩に正論をぶつけてみたところいきなり怒り出した。なぜ怒り出すのだろう。
正しいことを言われて怒り出すっておかしいじゃないの!!


■専門分野

男の人って不思議ですよね。
自分の専門分野には絶対の自信を持っている。
だから、自分の専門分野の本は読まない。
特に5年以上経験している分野だとめったなことでは読まない。

コンサルタントは、コンサルティング技法の本を読まない。
プロジェクトマネジャーはプロジェクト管理の本を読まない。
これっておかしいですよね。いくら専門っていっても本から学ぶことはまだまだあるはず。でも、本から教わることができない。
それが男なんです。

男性は、自分の専門のことに対して教わったり指図されたりすることを嫌がるのです。

だから、「正論」をぶつけられた先輩は怒り出したんですね。

実は男性自身も、自分の専門分野の経験と知識が完全ではないと感じているのです。
でも、こわいのです。自分の経験と知識が間違っているのを知ることが。


■わかってあげる

そんな男性の気持ち、わかってあげることが大切です。
誰しも、譲れない部分がある。男性の場合は、自分の専門分野なのです。
営業で20年もやっていれば自分のやり方が身に付きます。
たとえ今の時代にあった営業方法でなくても、なかなか変えることができないのです。
それを踏まえたうえで、どうしたらいいかを考えてみませんか?


■教えて

自分が専門家だと思っている男性。そういう人とうまく接するには、「教えてもらう」ことが一番効果的です。
相手を専門家だと認めるのです。そうされてイヤな気持ちになる男性はいません。

男性に話を聞くときには「教えてください」と前置きしましょう。

これってとても大切なことですよね。
「教えてください」と言うことによって、相手を専門家として対することができます。
たとえ、相手が間違っていても「教えてください。どうしてこうなっているのですか?」と聞けば良いのです。
そうすれば、間違っている理由を聞けますね。うまく誘導してあげれば相手が自分で間違いに気づいてくれますよ。

説得は「相手が納得する」ことが大切です。納得するには自分自身で結論を導き出すのが一番ですよね。そうすれば誰も傷つきませんから。

目上の男性と話す前のワンクッション。「教えてください」
ぜひ使ってみてください。

■番外編

実は「教えてください」という言葉、ある男性から学びました。昔仕事していたときに、目上の男性からこういわれたのです。「このシステムの仕様を教えてください」と。

その男性は、数年前まではとてもキツイ人だったらしいです。しかし私に対してたときには、そんな雰囲気は消えていました。たぶん、自分でキツイ自分を何とかしようとされたんでしょう。考え方を変えたり、言い方を変えたり。
その中から、「教えてください」っていう言い方が生まれたのだと思います。

試行錯誤の中から生まれた言葉。本質を理解して使っていきたいと思います。


イラスト:ムラクモ


Twitterでのつぶやかれ

織田隼人 2006/09/10 |

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