仕事に対する意識
男性誌と女性誌、読み比べていると男女の違いが見えてきます。
通信教育の広告ページ。
男性向けと女性向けではかなり違う内容が載っているんですよ。
◇男性向けの通信教育は
弁護士、司法書士、税理士、中小企業診断士、社会保険労務士、情報処理、宅建、危険物取扱者、マンション管理士、自動車整備、建築士、MBA、
◇女性向けの通信教育は
カラーコーディネーター、介護福祉士、管理栄養士、保育士、医療事務、旅行業務取扱主任者、インテリアコーディネーター、調理師、POPデザイン、
男女でこんなに違っています。
どうしてでしょうか?
■男性の特徴
男性向けの通信教育って『この技術があれば食べていける』というものが多いです。
税理士、情報処理、建築士、、、
ほとんどが技術に関するものです。
それには、こんな理由があるのです。
男性は、生きるために仕事をしています。
大昔、男性は狩をして、家に獲物を持って帰らないといけませんでした。
家であったかく迎い入れてもらうには、獲物を持って帰る必要があったんです。
現代では『狩の獲物』は『お金』と言えます。
確実にお金を稼げるように技術を身につけたい。
その技術で認められたい。
男性はそう思っています。
■女性の特徴
女性向けの通信教育には、『仕事自体を楽しくする』ものが多いのが特徴です。
カラーコーディネーターやPOPデザインなどはその際たるものですよね。
女性は生活を豊かにするために働く傾向が強いのです。
大昔の女性の役割は、狩をするのではなく、家を守る存在だったためです。そのため、『お金を稼ぐため』というよりも、『生活を楽しくするため』に働く人が多いのです。
そのため、女性は男性ほど給料にこだわりません。
給料が多い仕事よりも、面白い仕事をやる傾向が高いからです。
男性と女性の給料の差があまり縮まっていないことの理由はこんなところにもあるのです。
(公務員受験も男性が女性に比べて約6倍と圧倒的に多いようです。多くの女性は公務員の仕事にあまり興味が無いのですね)
■気をつけなければならないこと
「女性は男性ほど働かない」
たまに部下を持った男性上司から(実は女性上司からも)このような言葉を聞くことがあります。
男性と女性の仕事に対する考え方の違いを理解していればこのようなセリフを言うことはなくなるでしょう。
先ほど書いたように、女性は『生活を豊かにするために』仕事をする傾向があります。
それゆえ、職場で嫌な仕事に当たると露骨に嫌そうな顔をする人もいます。でも、ある程度は仕方がないのです。
◇男性であれば、義務感を刺激すれば男性はある程度働きます。
嫌な仕事でも、仕方ないと思って引き受けるのです。
男性は生きるために仕事をしているのですから。
◇しかし、女性に義務感を刺激してもあまり効果がありません。
仕事の中に楽しみを見つけていかないといけないのです。
嫌な仕事ばかりではどんどんやる気を失っていきます。
単に『女性は男性ほど働かない』とかいうのは間違いです。
女性には女性なりの働き方があるのです。
それを認めなければ、変な勘違いをしたままになります。
女性に対してはほんの少しでいいから仕事に楽しみを与えてあげることが必要です。
そうすれば、女性の働きは大きく変わってきます。
男女がお互いに働きやすい環境を作っていきましょう!!
織田隼人 | この記事を友達に紹介する