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人前で褒める・・・な?

「田中由美子さん、君の報告書はすごく良くできていたよ。
みんなも見習うように」

ふふっ、俺はなんていい上司なんだろう。
『叱る』より『褒める』ことで部下を育てる。
しかも、褒めるときは皆の前で褒める。

「俺って完璧!?」って思っていたら由美子さんから後で言われてしまった。



「部長、みんなの前で褒めるのはやめてもらえませんか」


■褒めるときには皆の前で

人前で褒めると、褒められた人はうれしいし、それを聞いていた人は「よし、私も!」と思うようになります。
だから、褒めるときは人前で褒めた方が良い、と言われています。

しかしある条件の時には「人前で褒める」が裏目に出ることもあるのです。
「自分以外の人が人前で褒められた時」の気持ちを見ていきましょう。


■周りの人が褒められた

男性も女性も、自分以外の人が褒められているのを見ると、
「うらやましい」とか「どうして彼(彼女)ばっかり」という気持ちと、
「よし、私はあれ以上にやってみせる」という対抗心が芽生えます。

特に男性は別の人が褒められているときには対抗心をむき出しにします。

『褒めるときは人前で褒めた方が良い』と言われるのは、この対抗心が人の成長を促すからなのです。


■感情増幅

しかし、女性が『仲良しグループ』を作っている場合にはもう1つの影響が出てきます。
「なによ、あの子だけ」
と受け取られることがあるのです。

女性はストレスを感じたらその場で感情を誰かに伝えます。
(『こまめにメンテを』参照)

「うらやましい」という気持ちから、
「同じ仕事をしてるのに、あの子だけ褒めるのね」
と言うようなことを仲良しグループの女性に伝える人が出てきます。
言った本人はそれで気持ちもすっきりして終わりなのですが、聞いた側はその言葉に同調してしまいます。

女性は人の感情を大切にするので、「そうよねー」とか「ちょっと贔屓(ひいき)かもね」と調子を合わせます。
言葉って言ったら自分でもそう思っていると信じてしまうもの。

女性は仲良しグループをつくると、そこで感情を増幅させます。

一人の人がちょっと感じた「うらやましいな」という感情も増幅し、「あの子は贔屓されている」と思われてしまうことがあるのです。

■これが褒めるときのポイント

女性が仲良しグループを作っているとき、褒め方をこう変えてみましょう。

『ちょっとしたこと』を『個人』に褒めるのであれば、相手が独りの時に褒めましょう。

すばらしい成果が出たときや、グループ全体を褒めるときには皆の前で褒めましょう。

せっかく褒めるのなら、みんなに気持ちよくなってもらえる褒め方ができるといいですね。



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織田隼人 2006/09/18 |

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