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恋愛曲線5 駆け引きの心理

「恋の駆け引きって、自分を見せなくするって事でしょ。
やらない方がイイじゃん」

「そんなこと言ったって、やらないより駆け引きした方が成功する確率が上がるんだったら、やってもいいんじゃない?」

恋の駆け引きは『有り』か『無し』か?
こういう内容で話しだすと、結論が出ないまま終わってしまう。
まるで、「男女の友情は有りか?」という討論のように、ひたすら平行線の議論。

でも、そもそも恋の駆け引きっていったいなんなのでしょう?


■駆け引きの心理

まず、男性が盛り上がっていて、女性がなかなか盛り上がっていないケースの恋愛曲線を見てみます。

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恋愛曲線 男性が盛り上がっている例

女性の特徴ですが、自分は相手が好きなのだとなかなか気付きません。
グラフのように、少しは気があるのですが、自分でもなかなか気があるとは気付けないのです。
その理由は『相対性』の心理にあります。


■心理の相対性

人は恋心を絶対値で把握することが出来ません。
グラフを見ると、女性も多少は気持ちが盛り上がってきているのがわかります。
ところが、当の女性は男性のことがまったく気になっていないかのように感じます。

というのも、相手の男性の気持ちの方が大きすぎて、自分の気持ちに気付いていないからです。

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人は恋心や愛情を、自分と相手との気持ちの差分で把握しています。

そのため、自分がどれだけ好きかという絶対値はなかなか把握できないのです。(注1)(注2)


■駆け引きの本質

ここで、男性が一気に気持ちが盛り下がったかのように女性に見せると以下のようなグラフになります。

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恋愛曲線 一時的に男性が盛り下がった場合

男性の気持ちが女性以上に盛り下がると、女性は自分の気持ちに気付きます。
そして、「ああ、彼のこと、好きだったんだ」と気付き、一気に気持ちが盛り上がります。

この気持ちの盛り上がりの見せ方が駆け引きの本質です。
駆け引きは、相手が自分のことをどう思っているのかを気付かせる効果があるのです。


■駆け引きの使い方

自分だけが盛り上がっている時。
相手からすると、「あの人は勝手に盛り上がっていて困る」という状態になっていることがおおいです。
こういう場合、自分の気持ちを盛り下げたように見せる。
そうすると、相手に対して、自分を好きになっているということに気付いてもらうことが出来ます。(注3)

■駆け引きのやりすぎ

逆に駆け引きをやりすぎると、気持ちの盛り上がりが早くなりすぎます。
一見問題なさそうですが、大問題がそこに潜んでいます。
恋愛曲線2』でも解説していますが、いったん気持ちの盛り上がりが収束してくると、最後には本来の愛情が残ります。
この『本来の愛情』を恋愛初期に蓄積しておく必要があるのです。
気持ちの盛り上がりが早すぎると、本来の愛情を構築する時間が減り、短い恋愛で終わってしまうのです。

駆け引きのやり過ぎは、長期の付き合いを作る礎を作る期間を減らしてしまうことになってしまうのです。

駆け引きはあくまで道具。
駆け引き自体に善悪があるわけではありません。
駆け引きを『使う/使わない』を上手に選択していってくださいね。


(注1)
正確には、『気持ちの盛り上がりの絶対値』と『時間差』と『気持ちの盛り上がりの差分』といった変数が関係しています。
しかし、『気持ちの盛り上がりの差分』が与える影響が非常に大きいのです。

(注2)
ゼロベースで考えると、気持ちの絶対値がわかりやすくなります。
恋人や大切な人を失ったときのことを想像してみてください。
ゼロ(恋人がいない)との差分になるので、『気持ちの盛り上がりの絶対値』がわかります。

(注3)
もちろん『相手の気持ちが全く盛り上がっていない場合』には無駄です。



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織田隼人 2006/09/23 |

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