夢を追いかけて
マユミ:「仕事辞めたいなんておかしいんじゃないのっ!!」
ケンジ:「でも、俺にもやりたいことがあるんだ」
マユミ:「そんな、、、私の人生どうなるのよー!!」
マユミさんとケンジさんは3年前に結婚しました。
ケンジさんはそこそこの会社の社員、マユミさんは専業主婦。
多少ケンカをしながらも、2人で楽しい生活を送っていた矢先の出来事でした。
ケンジさんが『独立して会社を作りたい』と言い出したのです。
■夢を追いかける男性
ケンジさん、ついに現在の仕事よりも夢を追いかけることを選んでしまったようですね。
でも、マユミさん嫌そうです。
どうして、会社にいるという安定した生活を捨ててまでケンジさんは夢を追いかけるのでしょう?
男性は誰でも一発当てたいと考えています。
だから男性はいくつになっても夢を追いかけてしまうんです。
競馬で一発当てたいと思う人、
ビジネスを起こして一発当てたいと思う人、
ミュージシャンになって一発当てたいと思う人。
内容はそれぞれですが、考え方は似ています。
男性は一発当てて英雄になりたいのです。
女性の皆さん、男の夢をわかってあげてください。
本気でやろうとしている男性に「起業なんて成功するわけないじゃない」なんて言わないでくださいね。
決意するだけでもかなり勇気を振り絞っています。
まずは相手の想いを理解してあげましょう。
■安心を大切にする女性
マユミさん、ケンジさんが会社を辞めるのに反対のようです。
そりゃ、結婚してから「自分で会社を作りたい」なんて男性に言われたら、女性にとっては大ショック!!
なにがなんだかわからなくなってしまいますよね。
『喜びの感じ方』の回で女性は大きな喜び1つよりも、『ささやかでも、たくさんの喜びを感じることを大切にする』ということを書きました。
女性が豊かな人生を満喫するためには、ささやかでもたくさんの幸せが必要です。
さて、
(1)「彼氏(旦那さん)が売れるミュージシャンになるためにがんばっている」のと
(2)「彼氏(旦那さん)が一流企業のエリート社員」
女性にとってどっちが(一般的に見て)ささやかでもたくさんの幸せがあると思いますか?
たぶん(2)のエリート社員を選ぶ人が多いのでは?
だって、安定した人生のほうがささやかでも、たくさんの幸せを感じることができそうですもんね。
男性の皆さん、女性は人生を豊かにするために、安定した生活を大切にします。
経済的な安定も女性の人生を豊かにするには必要なんです。
■問題を整理しましょうね
今回の話、マユミさんはケンジさんに独立してほしくないわけじゃないんです。
マユミさんは「安定した生活」がケンジさんの独立で消えてしまうのが怖いのです。
ケンジさんにしても、マユミさんの幸せは満たしてあげたいはずです。
でも、ケンカしちゃう。。。
これはお互いに相手の気持ちがわかっていないからなんです。
男性の「英雄になりたい」と女性の「安定した生活を送りたい」と言う気持ち、お互いにわかってあげましょうね。
分かり合えないから、お互いに相手の言い分が認められないのです。
分かり合えれば前に進むことができます。
男女の違いを理解したうえで、相手の気持ちに立って考えてみてください。
そしたら、話が前に進み始めます。
例えば、ケンジさんは仕事を続けながら少しずつ新事業をおこす。
さらに、事業失敗の判断材料を準備して、失敗したときには要領よく撤退する。
年収×百万円を見込めるになったら、新事業に完全に移行する。
こうしたプランをマユミさんが確認・承認したら実行する。
こんな感じにまとまっていきます。
お互いに我慢しないといけないところもあるでしょう。
でも、相手の気持ちをわかってあげることが大切です。
織田隼人 | この記事を友達に紹介する