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普通に好きって・・・

トモミとミノルは2年も付き合っているベテラン?のカップル。
彼らの仲良しの秘訣は、普段の愛情表現なのかもしれない。

トモミ:「ねえ、ミノルって私のこと好き?」
ミノル:「うん、普通に好きだよ」

トモミ:「・・・うれしいんだけど、普通に好きの『普通』ってなに?」
ミノル:「普通にって普通だろ」
トモミ:「うーーん、よくわかんないなぁ」


■落ち着いてきたときの好き

付き合い初めのころは彼女に大きな愛情表現をしている男性も、しばらくすると落ち着いてきます。
気持ちが落ち着くといっても、彼女のことを好きは好き。
「私のこと好き?」と聞かれたら答えようとも思います。

そして、彼女にこう言うことでしょう。
「普通に好きだよ」、と。

ところが、この『普通に好き』というフレーズは女性にはあまりウケが良くありません。
「普通に好き? これって好きとか嫌いとかじゃなくて、普通くらいってこと?」という風に感じてしまうからなのです。

男性にとって見れば、自然に出てくる『普通に好き』という言葉。
これはどういう意味で言っているのでしょう?


■好きの範囲と傾向

まず、女性にとっての好きと、男性にとっての好きを比べてみてみます。

女性は異性と出会ったとき、頭の中で男性をこう分類します。

好き どっちでもない どうでもいい
■■■ ■■■■■■ ■■■

『どっちでもない』がかなり大きな割合になります。(注)大辞典の項目参照
女性の場合、男性を「いいなぁ」と思うのはかなりピンポイントです。

ところが、男性が異性と出会ったときには、頭の中で女性をこう分類します。

好き どうでもいい
■■■■■■■■■ ■■■■

なんと、『好き』か『どうでもいい』かの2択になってしまうのです!!

この、好きの分類方法の違いが、男性に「普通に好き」と言わせます。


■やっぱり普通

女性にとって好きを分類したとき、『好き』『どっちでもない』『どうでもいい』の3分類になるため、『普通に好き』と言われると『どっちでもない』を意識してしまうのです!!

普通という言葉には、平均という意味合いも含まれています。
好き度合いの真ん中を考えてしまうと、どうしても『どっちでもない』を意識してしまってあまりうれしく感じないのです。

ところが、男性にしてみれば好きの分類は2種類しかありません。
『好き』か『どうでもよい』か2種類なので、『好き』に該当する。
そして、好きの中でも、付き合ったころのような燃えるような気持ちは落ち着いてきている。
だから、『普通に好き』だと思うのです。

男性は心は落ち着いているけれど、やっぱり相手が好きなんだなぁと思ったときに『普通に好き』と口にします。

とはいえ、言葉は相手に伝えるためにあるもの。
しかも、女性は好きな人には特別扱いしてもらいたいもの。

女性に「好き」と伝えるときには、『君が一番好きだよ』というように、わかりやすい言葉で伝え方をしましょう。

恥ずかしい気持ちもよくわかりますが、心を込めて伝えると「言って良かったなぁ」と後から感じたりするものです。
日頃から、気持ちを伝え合えれば、もっともっと仲良しになれます。


イラスト:うさこ


織田隼人 |

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